KOBE C 情報 先月号

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KOBE C 情報 今月の特集(目の不自由な方むけ)

型から見つけるお菓子の魅力

 

見て楽しい食べておいしいお菓子。その歴史と造形の魅力を、ヨーロッパの様々なお菓子の型を通して探求できる展覧会が竹中大工道具館で開かれる。文化、技術、デザイン…型から見つかる新しい発見を楽しんで。

お菓子の型いろいろ

お菓子を形づくるもととなる型。私たちがよく知るお菓子でも、時代をさかのぼるとその形は現在と異なる点がいっぱい。お菓子の世界の奥深さをより楽しめる注目ポイントを、竹中大工道具館の学芸員・能見雅子さんに聞いた。

 

洋菓子の道具たち 型で味わうお菓子の歴史

 

日時:~1月27日(日曜日)
場所:竹中大工道具館(中央区熊内町7-5-1)
料金:一般500円、大学・高校生300円、中学生以下無料、65歳以上200円
お問い合わせ:同館 電話:078-242-0216

 

竹中大工道具館学芸員・能見雅子さん
各コーナーには展示する型で作った本物のお菓子も並びます。パティシエの実演もあります!

聖人から動物、キューピーも
チョコレート型

チョコレートを固めて食べるようになる1950年代に入ると、様々な型が登場し始めました。特に、細やかに作り込まれた形状に注目してください。このウサギの型はよく見ると花や切り株、キノコなどが表わされています。

西洋の菓子木型
スペキュロス型

香辛料のたっぷり入った祝祭用のクッキー・スペキュロスの多彩な木型を展示します。自然物を写実的に表すことが多い日本の木型と比べると、物語の挿絵のような温かみのある人物の姿が印象的です。

お菓子の起源をたどる
ワッフル型(ホスチア型)

私たちがよく知る格子柄のワッフルは、実は洋菓子の始まりと考えられるホスチア(教会の礼拝で用いられる聖体パン)に由来します。写真のような18世紀のワッフル型には、キリスト教に関する言葉や絵などが刻まれており、ヨーロッパのお菓子の歴史の深さを感じてもらえると思います。

高度な職人技術を駆使
銅製菓子型

アルザス地方の伝統菓子・クグロフ。1枚の銅板を立体的に打ち延ばす、高度な技術を用いて作られた芸術的な数々の型を紹介します。写真の型は19世紀ビクトリア朝時代の物で、波打つような線や凹凸など、技巧をこらした造形の美しさを楽しんでください。

趣向をこらしたデザイン
菓子缶

20世紀前半の印刷技術の向上とともに、様々なデザインが生み出されたのがビスケット缶。写真の書籍のように、一見するとお菓子の缶に見えないものばかり。小さい子どもたちも眺めて楽しんでもらえると思います。

初期の砂糖菓子製造機
ベルランゴ飴製造機

お菓子に欠かせない砂糖をたっぷり使えるようになった時代を象徴する、フランスの飴製造機も展示します。歯車を利用した手回しの原始的な機械から、ストライプ柄の飴が均一に作られる様子を映像とともに紹介します。

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