KOBE C 情報 先月号

KOBE C 情報 先月号

KOBE C 情報 今月の特集(目の不自由な方むけ)

オペラ de 神戸にようこそ

 

神戸から本格的なオペラを発信する「オペラ de 神戸」。3年ぶりとなる公演が3月2日・3日に開催される。上演する作品は、若者たちの夢と恋と友情を描いた不朽の名作「ラ・ボエーム」。ドラマチックな生の舞台ならではの感動をたっぷり体験しよう。

『ラ・ボエーム』の幕が上がる

作曲家・プッチーニの代表作の一つ『ラ・ボエーム』は、今もなお世界中で上演され続けるオペラの名作。作品をより深く味わうためのヒントを参考に、『ラ・ボエーム』の世界へ足を踏み入れよう!

 

日時: 3月2日(土曜日) 15時開演、3日(日曜日) 14時開演
場所:神戸文化ホール大ホール(中央区楠町4-2-2)
料金:S席10,000円、A席8,000円、B席6,000円、C席3,000円
お問い合わせ:神戸文化ホールプレイガイド 電話:078-351-3349

 

キャスト
3月2日(土曜日)

ミミ:並河 寿美
ロドルフォ:藤田 卓也
マルチェロ:池田 真己
ムゼッタ:内藤 里美

3月3日(日)
ミミ:平野 雅世
ロドルフォ:松本 薫平
マルチェロ:伊藤 友祐
ムゼッタ:喜多 美幸
ほか

 

『ラ・ボエーム』
舞台は1830年代のパリ。芸術家の卵、詩人ロドルフォは仲間の画家マルチェロ、音楽家ショナール、哲学者コッリーネの4人と古びたアパートの屋根裏部屋で暮らしている。ある夜、ロドルフォが一人部屋に残っていると、隣人のお針子ミミがろうそくの火をもらいに訪ねて来て…。

【原作は】
フランスの作家、アンリ・ミュルジェールが自身の体験を基に執筆した『ボヘミアン生活情景』。プッチーニはこの作品を『ラ・ボエーム』としてオペラ化した。

【プッチーニとは】
1858年生まれのイタリアの作曲家。他に『蝶々夫人』『トスカ』等が代表作。

 

オペラ初心者の素朴な質問に演出家 井原 広樹さんが答える!!

 

Q:オペラ鑑賞を楽しむためのヒントを教えてください。
A:オペラは演劇つきの音楽会といえます。歌手に注目する人もいれば、オーケストラや指揮者に注目する人もいます。自由な切り口で楽しんでください。あらすじを知ってから鑑賞するとより感情移入できると思います。

Q:公演の最大の魅力は何でしょうか。
A:「オペラ de 神戸」は充実したキャスト、スタッフ、制作環境で作り上げるオペラです。神戸のオペラハウスと呼ぶのにふさわしい公演をぜひ楽しんでください。

Q:イタリア語が分からなくても大丈夫ですか?
A:大丈夫です。字幕も付きます。原語のイタリア語で上演するのは、言語が音楽を形作っているからです。当時音楽の最先端の国・イタリアで作られたオペラの生き生きとした音楽に、イタリア語は不可欠なのです。

Q:「ラ・ボエーム」公演がもっとおもしろくなる豆知識を教えてください。
A:当時の社会でミミのような立場の女性は本当に貧困でした。『ラ・ボエーム』は、互いに思いを寄せる男女が現実を直視した時の女性の自己犠牲にスポットを当てています。パリが舞台ですが、プッチーニの手によって原作と比べてイタリアらしい情熱的な作品になっています。

 

役への思い・公演への思い~神戸ゆかりのキャストに聞く

 

〈質問〉
(1)私が考える役の性格や気持ち
(2)私が演じる役の魅力や愛おしさを感じる点
(3)お気に入りの場面
(4)公演で注目してほしいこと

ミミ役(2日):並河 寿美さん
(1)ミミは自身が胸を患っていることもあり、現実的でとても慎ましやかに過ごしていたのではないかと思います。
(2)ロドルフォと出会ったことで、彼女の眠っていた感情は激しく動き出し、冷え切っていた心に温かい血が一気に流れ出し、必死とも言える程に希望や幸福に対して前向きになっていく姿。
(3)1幕のロドルフォとの出会いと、それをもう一度回想しながら共有する4幕の2人のシーン。
(4)若いほとばしる感情が時に制御しきれずに失敗したり、泣いたり…。共感することが多かれ少なかれある作品です。美しい音楽と共に心で感じて下さい。

ロドルフォ役(3日):松本 薫平さん
(1)ロドルフォは純粋で心の優しい、ロマンチストな青年だと思います。
(2)声楽的、テクニック的にテノールとしてはとても難しい役ですが、若い人がやるべき役だと思います。
(3)1幕、4幕での男友達とのやりとり、青春だなぁ~と思えます。
(4)『ラ・ボエーム』は私がロドルフォでデビューしたオペラで、とても思い入れがあります。20年前のデビューから、私が少しでも成長しているか、神戸の皆様にぜひ見てほしいと思っております。

ムゼッタ役(3日):喜多 美幸さん
(1)感情の動きが早くはっきりとしていて、自分に正直な性格。さらに優しさも兼ね備えていると思います。
(2)好きな人に対して、始めは素直になれずに何とかして気をひこうとするところが、とても可愛らしく憎めません。
(3)2幕の華やかな場面、3幕の切ない思い、4幕の前半は音楽も男性たちも楽しく、たくさん素敵な場面があります。
(4)ムゼッタという女性が、生き生きと存在しているように思って頂けるとうれしいです。そして、始めと終わりでの彼女の変化も感じて頂ければと思っています。

マルチェロ役(3日):伊藤 友祐さん
(1)仲間に対して思慮深く、恋人には一途を貫く男だと思います。
(2)ムゼッタに対して、いつも心の中では思いを寄せているマルチェロに愛おしさを感じます。
(3)終幕の前半、ロドルフォとの二重唱終わりに仲間たちとクリスマスを祝い、歌い踊る場面がお気に入りです。一瞬の若さがもつ華やかさが、その後訪れる哀しさを一層引き立たせます。
(4)神戸から最高水準の舞台芸術をお届けできること、一度は演じてみたかった役を地元神戸で演じられることがうれしいです。私がどのように演じるかを楽しみに足を運んで頂けたらと思っています。

 

事前イベントで本番をもっと楽しもう!

 

オペラ de 神戸とは?
神戸にオペラが根付くよう願いを込め、「神戸のオペラ座」という意味で命名されたプロジェクト「オペラ de 神戸(オペラ・ドゥ・コウベ)」。神戸を中心に活動する音楽家やオーディションで選ばれた市民による合唱団など、神戸全体のイベントとしてたくさんの人とともに、神戸ならではの本格的なオペラを一からつくり上げている。2014年の第一回は『カルメン』、2016年の第二回は『蝶々夫人』を上演した。

 

稽古見学会
本番とは一味違う緊張感を体感できる。指揮者や演出家などによる解説も。

  • 日時
    (1)2月9日(土曜日) (2)2月16日(土曜日) 14時開始
  • 場所
    (1)北神区民センターありまホール (2)西区民センターなでしこホール
  • 料金
    無料(要申込※応募者多数の場合は抽選)
  • お申込
    はがき、FAX、メールで見学希望日、見学者数(1通に2名まで)、参加者全員の名前、代表者の住所、年齢、電話番号を記入し、締切((1)1月30日(水曜日)(2)2月6日(水曜日))必着で下記へ。
    お問い合わせ
  • 公益財団法人神戸市民文化振興財団「ラ・ボエーム」係
    〒650-0017 神戸市中央区楠町4-2-2
    電話:078-351-3597 FAX:078-351-3121
    メール:operadekobe[AT]kobe-bunka.jp
    ※送信の際は[AT]を@に変換してください。

 

解説セミナー
NHK番組『ららら♪クラシック』等にも出演するオペラ研究家の岸純信さんが、『ラ・ボエーム』を分かりやすく紹介。

  • 日時
    2月19日(火曜日) (1)10時開始 (2)13時30分開始
  • 場所
    (1)須磨区民センター会議室1 (2)葺合文化センター中会議室1
  • 料金
    500円(当日会場で清算)
  • お申込
    各参加希望会場へ電話、センター窓口、またはEメール((2)のみ)で。
    ※定員30名(先着)
    (1)須磨区民センター 078-735-7641
    (2)葺合文化センター 078-242-0414 メール:fukiai-kobe[AT]kobe-bunka.jp
    ※送信の際は[AT]を@に変換してください。

 

こどもワークショップ
美術プランナー増田寿子さんと、本番の舞台や会場に使うクリスマス・イブの飾りを作ろう。

  • 日時
    2月23日(土曜日) (1)10時 (2)11時 (3)13時開始、各回1時間程度
  • 場所
    神戸文化ホール リハーサル室
  • 対象
    5~12歳 ※家族は見学可能
  • 料金
    500円(当日会場で清算)
  • お申込
    EメールかFAXで(1)保護者の名前(2)参加者の名前と年齢(3)電話番号を記入し、下記へ。
    ※定員30名(先着)
  • お問い合わせ
    公益財団法人神戸市民文化振興財団「こどもワークショップ」係
    ※メール・FAXは稽古見学会と同様
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