KOBE C 情報 今月号

KOBE C 情報 今月号

KOBE C 情報 今月の特集(目の不自由な方むけ)

神戸で楽しむ新旧の名作

 

個性ある映画館がいくつもある神戸。12月は国際的に知られる映画監督の上映機会が少ない作品や、著名なオペラを映像化した作品、日本発の国際映画祭の大賞作品など見逃せない名作がそろう。上質の映画と至福のひと時を過ごして。

神戸のスクリーンで出会える世界の名作

名監督の作品からドキュメンタリー、オペラ、世界初の動画映像まで。様々な名作を通して、映画の楽しみを再発見しよう。

 

『誓いの休暇』監督作品を幅広く

 

2作品のあらすじ
『人生は素晴らしい』
地中海沿岸にある独裁国家。行きつけのカフェが反政府運動の拠点だったため逮捕されたタクシー運転手は、傍観者であることをやめて脱獄を決意する。
『女狙撃兵マリュートカ』
ロシア革命後の内戦の時代。狙撃の名手の女性パルチザンと白軍将校の戦場での敵味方を超えたロマンスを描き、ソ連映画の新しい波を感じさせた作品。

6年続く人気シリーズ
「ロシア・ソヴィエト映画」シリーズは2013年から続く人気企画で、今回のような監督特集のほか、時代やテーマでくくる回もあります。シリーズ化することで、知られざる名作を上映できる良い機会となっています。
(神戸映画資料館支配人 田中さん)

ロシア・ソヴィエト映画 連続上映
第25回 グリゴーリィ・チュフライ特集 後編

名もなき一兵士を主人公に戦争の悲しさが胸に迫る『誓いの休暇』で、カンヌ国際映画祭最優秀賞をはじめ数々の国際映画祭で賞を受賞した旧ソ連のグリゴーリィ・チュフライ監督。11月の前編に続く12月の後編では、デビュー作『女狙撃兵マリュートカ』とそれから24年後の作品でイタリアとの合作『人生は素晴らしい』を取り上げる。

日時:12月15日(土曜日)・16日(日曜日)
場所:神戸映画資料館(長田区腕塚町5-5-1-201
アスタくにづか1番館北棟2階)
料金:一般1,200円、学生1,000円
※当日2本目鑑賞は200円引き
お問い合わせ:同館 電話:078-754-8039
※水・木曜休館

 

日本発 国際映画祭の大賞受賞作

 

祝福~オラとニコデムの家~
2年に1度開かれる山形国際ドキュメンタリー映画祭の最新の大賞作品で、酒に溺れる父親と自閉症の弟の面倒を見る少女が主人公。弟の聖餐式が成功すれば離れて別の男性と暮らす母親が戻り、もう一度家族が一つになれるのではないかという切ない望みを抱く彼女の心の叫びを、「自身も少女と同じだった」と語る女性監督が寄り添いすくい上げる。

関連イベントも見逃せない映画館
同館では、監督や出演者との距離の近さが人気の舞台挨拶だけでなく、監督や大学教授らを招いたトークイベントも開催しています。今回も「宗教にとって儀式とは何か?」をテーマにしたスペシャルトークを企画しています。作品をより深く理解するための機会にしてほしいですね。
(元町映画館 宮本さん)

日時:12月15日(土曜日)~28日(金曜日)
場所:元町映画館(中央区元町通4-1-12)
料金:一般1,500円、シニア1,100円、学生1,000円
お問い合わせ:同館 電話:078-366-2636

山形国際ドキュメンタリー映画祭とは
1989年に山形市で始まった、ドキュメンタリー映画に特化した映画祭。世界の最新作を上映するだけでなく、アジア発の優れた作品を紹介する部門を設けるなど独自の存在感を発揮している。次回の開催は2019年。

 

迫力の歌を美しい映像と

 

ラ・ボエーム
数々の傑作を生み出したオペラ作曲家プッチーニの代表作の一つ。1830年代パリの学生街を舞台に、詩人ロドルフォとお針子ミミの愛を中心とした若者たちの夢と挫折を描く。現代まで名キャストとして語られるスター歌手たちによるオペラが、字幕付きの映像で堪能できる。

見どころは?
名オペラ歌手のミレッラ・フレーニ(ソプラノ)とジャンニ・ライモンディ(テノール)が主人公役で、1965年に制作された。衣装や舞台設定などは作品の世界を忠実に再現。指揮・芸術監督をカラヤンが務めている。

日時:12月5日(水曜日) (1)10時30分 (2)14時
場所:神戸文化ホール 中ホール(中央区楠町4-2-2)
料金:一般3,000(前売り2,500)円
お問い合わせ:神戸文化ホールプレイガイド 電話:078-351-3349

映画を見た後は生の舞台を
神戸でオペラを自主制作する「オペラ de 神戸」の第3回公演は、『ラ・ボエーム』。ミミ役を並河寿美、平野雅世、ロドルフォ役を藤田卓也、松本薫平のWキャストで、2019年3月2日(土曜日)・3日(日曜日)に神戸文化ホールで上演。

 

映画の始まりを感じる108作品

 

リュミエール!
1895年に撮影兼映写機(シネマトグラフ)を発明し、世界初の動画(映画)を製作した仏・リュミエール兄弟。彼らが製作した約50秒の短編作品を4Kデジタルで復元し、1,400本余りの中から選んだ108本をつないだ映画。現在の映画の原点ともいえる撮影技法や当時の人々の姿など新しい発見がつまっている。

作品のここに注目を
一見ただの街の人々の映像に見える作品でも、実はカメラワーク・演出・モノクロバランス等綿密に計算されています。リュミエール兄弟の撮影方法や演出、トリックは現在映画の原点になっており、分かりやすいナレーションとともに観る人を100年以上前の動く世界へ誘います。映画史の原点をぜひスクリーンでご覧ください!
(パルシネマしんこうえん支配人 小山さん)

日時:12月10日(月曜日)~16日(日曜日)
場所:パルシネマしんこうえん(兵庫区新開地1-4-3)
料金:一般1,200円、大学・専門学生・シニア1,000円、
高校・中学生900円、小学生700円
お問い合わせ:同館 電話:078-575-7879
※『すばらしき映画音楽たち』と2本立て。
※作品解説は昼の回の上映前、支配人が不在時は実施せず。

映画館の名物もチェック
テーマを決めて選ぶ2本立て上映が名物の同館。今回は「映画の見方が変わる」がテーマ。ほかにも、支配人がスクリーンの前に登場して行う次週の上映作品解説も要チェック。「良い作品を観てもらうきっかけにしてほしい」という熱い想いを感じ取れる。

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