アートマネジメント講座
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2025 9/26(金) 14:00~16:00 中央区文化センター11階会議室1103+1104
「劇場・音楽堂等と社会との繋がり」
小林 真理 Kobayashi Mari 東京大学大学院人文社会系研究科(文化資源学研究専攻文化経営学コース)教授
2020年からの未曾有のコロナ禍を経て、さらに世界では大きな変化が訪れている現在、劇場音楽堂等は現代社会とどのような繋がりを目指したらいいのでしょうか。
自治体文化政策や指定管理者制度の基礎知識を改めて確認し、中長期的な視点をいかに持つべきか。次の10年の劇場音楽堂等のあり方を講師と共に探っていきましょう。
≪講師プロフィール≫
文化政策および文化行政制度の研究を行う。地方自治体の文化政策制度(条例、計画策定)・公立文化施設・文化とまちづくりの企画、立案、評価等に関わる。2004年から東京大学に着任、現在に至る。博士(人間科学)。
単著に『文化権の確立に向けて〜文化振興法の国際比較と日本の現実』(勁草書房)、共著、編著に『アーツマネジメント概論』、『法から学ぶ文化政策』(有斐閣)、『自治体文化行政のレッスン』(美学出版)。
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2025 10/23(木) 14:00~16:00 中央区文化センター10階会議室1001+1002
「アートが生み出すコミュニティ〈場〉」
山納 洋 Yamanou Hiroshi 大阪ガスネットワーク エネルギー・文化研究所所長代理/談話室マチソワ プロデューサー
地域文化コミュニティにおいて、劇場音楽堂等ならではの役割は何なのでしょうか?
地域の様々な魅力的な人々が集まるアートな場所が、実は地元にもたくさんあるはずです。
多様なアートが生み出す磁場の魅力を、カフェ作りや街歩きの達人でもある講師と語り合いませんか。
≪講師プロフィール≫
大阪ガス入社後、神戸アートビレッジセンター等の複合文化施設、ビジネスインキュベーションでの企画・プロデュース業務を歴任。トークサロン企画、まち観察企画、扇町ミュージアムキューブ内の談話室「マチソワ」などをプロデュース。著書に『common cafe』、『カフェという場のつくり方』『つながるカフェ』『歩いて読みとく地域デザイン』『歩いて読みとく地域経済』など。
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2025 11/20(木) 14:00~16:00 中央区文化センター10階会議室1001+1002
「地域と関わるアート活動から考える社会包摂」
常盤 成紀 Tokiwa Masanori 公益財団法人堺市文化振興財団 事業課 事業係長/アミーキティア管弦楽団主宰
公立文化施設の活用と地域活性化を実現するキーワードのように多用される「劇場と社会包摂」。
文化政策の戦略としてその有効性が語られる場面が多いものの、いざ始めようとしても、実際には誰と、どのように現場を立ち上げていけばよいのか、難しいところもあるかもしれません。
堺市文化振興財団ではこども食堂でアートワークショップを通じた居場所づくり事業を行い、自身も主宰するオーケストラ活動を通じて様々な地域で創作や即興の音楽表現の場を開いてきた講師の事例から、このテーマについて考えます。
≪講師プロフィール≫
1990年生。株式会社紀陽銀行、京都市役所/地域おこし協力隊等を経て2021年から公益財団法人堺市文化振興財団に入職。2015年からアミーキティア管弦楽団主宰。関西を中心にコンサート・ワークショップの企画制作やパフォーマンスを行い、また自治体や芸術団体の事業評価に携わってきた。大阪公立大学都市科学・防災研究センター客員研究員。
対象者・定員
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受講料:無料
受付期間:2025年4月1日~各講座2週間前まで
対象者:文化施設や芸術団体等にお勤め、興味がある、今後働きたい方
定員:各日程80名 定員以上のお申込みがあった場合、人数調整をすることがあります。
会場
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会場:中央区文化センター
神戸市中央区東町115番地10階・11階