主催公演情報

ホーム > 主催公演情報

小曽根 真「ロード・トゥ・ショパン」featuring Yamaha CFX

公演情報一覧へ戻る

 

 

日 時  2010年10月29日(金)

開 演  19:00 (開場 18:30)
会 場  神戸文化ホール 中ホール

 

料 金  S席 4,600円  A席 4,000円 【全席指定】

      (友の会特別価格:S席 4,000円) 

 

発売日  会員先行2010年6月22日(火)

       一般発売2010年6月25日(金)

 

■主 催  ㈶神戸市民文化振興財団 神戸文化ホール

小曽根真~Road to Chopin

 

ショパンに聞かせたかった!

ジャズ・ピアニストの第一人者、小曽根真が今年も神戸に帰ってきます!

今年はショパン生誕200年を記念して、CD『Road to Chopin』を4月14日にリリース。その発売を記念するリサイタルです。

え? あの小曽根真がクラシックのショパンを? どうやって? そのまま? 即興? フリデリック・ショパンの名曲たちも彼の手にかかると、ときには都会的なジャズに、ある時は温かみにあふれたバラードに変化します。そして、真正面からクラシック作品に真摯に挑んだ曲も

さらに、今回のツアーでは、ショパンの故郷ポーランド出身の歌手アナ・マリア・ヨペックとの共演や、ヤマハコンサートグランドピアノの最高傑作である「CFX」を使用することが決定。様々な面で注目を集めています。

誰も聞いたことがないショパン。ジャズファンもクラシックファンも、そして小曽根ファンもきっと大満足の公演になるでしょう。

 

~インタビュー~

―――どうしてショパンのアルバムを作ろうと思われたのですか?
ワルシャワへ行ったときに、ワルツの7番をアレンジして即興で演奏したんです。そしたら、それが向こうの聴衆の皆さんから非常にいい反応をいただきました。それでもアルバムを作ることは、本当に悩みました。ジャズ屋にとって、クラシックの曲を譜面通りに弾くっていうのは結構大変なんです。それに、ショパンの音楽、ロマン派の音楽っていうのが僕にはちょっと華美な感じがして僕の弾く音楽じゃないなと思っていたこともあって。
ところが、ポーランドの人々と知り合い、歴史を知る事で考え方が変わって来たのです。隣接国から侵略され続けてきて、独立して共和国になったのはほんとにこの60年、第2次大戦後ですから。ショパンは音楽を書き続けるためにフランスに、自分の意志ではなく連れて行かれたと僕は聞いたんですね。ショパンが祖国のことをどれだけ思って曲を書いたのかという彼の気持ちを想像していくと、彼の祖国ポーランドの人々や国そのものに対する熱い、深い思いがそこにあり、これは単純にきれいな音楽というものからはほど遠いものなんだと実感しました。
そうなると、奴隷として連れて来られた黒人たちが抑圧された環境から生み出したブルースに共通するものがあると感じたんです。だったら、僕でも弾けるのではないか?と思ったわけです。
僕がショパンの音楽から感じた彼の苦しみや悲しみ、そして祖国への愛情を何よりも大切にしながら、彼の曲をもう一度再構築するという形で何かできれば、僕の奏でるショパンも嘘にはならないと思ったんですね。
―――収録エピソードを。
アナ・マリアと録音したマズルカ2番。これはもともとポーランドの民謡なんですが、「一回マイクチェックのために録ってみようか」と言って録音したのがテイクになったんですよ。だから、二人ともすごく力が抜けているし、その曲の流れに身をゆだねて、最高の状態でできたんですよね。
エチュードの4番の場合は、本当に弾くのが大変だったんです。収録曲全てがアレンジされたものではなくて、ピアニストとしてショパンの書いてある曲を楽譜通りに1曲は弾かなきゃいけないと思ったんです。このエチュードと出逢ったのは6年前ですが、その頃は半分弾くと左手がへろへろになって弾けなかったんです。でもここ数年クラシックの音楽をやってきて、左手がだんだん前よりは少しは強くなってきていたので、レコーディングの一月前から猛練習していたんです。録音も何テークも録ったのですが、いいところをつないで編集したものより、最初から最後までとにかく止まらないで録ったものの方が、ミスタッチはあるんですけど音楽としてグッとくるんです。弾いた本人にしかわからない事かも知れませんが、このエチュードを聴く度に途中で「頑張れ!」ってCD に向かって叫びたくなる瞬間が何度かあります。
―――ジャズとクラシックが融合しているように思えたのですが?
僕は融合よりも共存が大切だと思うんです。ジャズとは何よりもリズムが大切な音楽。クラシックは何よりも旋律が大切な音楽。この二つの音楽が今までの素晴らしい音楽家達によって影響を受け合い、目覚ましい進化を遂げたのだと思います。ジャズ側からはジョージ・ガーシュウィン、クラシック側からはラヴェル、ドビュッシーの時代から現代の作曲家まで、ジャズの影響を受けていないクラシック音楽はないと思います。それでもジャズはジャズ、クラシックはクラシックの大切な核となる部分を失っていません。影響を受け合いながらもそれぞれのアイデンティティーを失わずに一つの音楽に出来れば最高だと思っています。
―――このツアーのおすすめポイントを。
ショパンの音楽を知って聴くもよし、知らずに聴くもよしのコンサートだと思ってください。知ってる人は「ああ、あの曲がこんなになったんだ」という楽しみ方ができるし、知らない人は僕のアレンジしたショパンを聴かれて、「この曲のオリジナルはどんな曲なのか?」なんて思ってもらえたらとても嬉しいです。とにかくいろんな楽しみ方ができるんじゃないかな。そして、アナ・マリアのあの歌も本当に素晴らしいので、ぜひ皆さんに聴いていただきたいですね。
ショパンの生きた時代とか彼が思っていたこととか…でもそれは僕が自分なりに感じている事です。会場の皆さんには、それを思いっきり自由に感じて頂きたい。もしも僕の奏でる音楽が皆さんの心に響いてくれたら、何かしらのパワーを受けとって頂けるかもしれない。そのパワーを少しでも皆さんに持って帰ってもらうことができたら、こんな幸せなことはないです。

 

出演者


小曽根真(ピアノ)       (c)Kiyotaka Saito


アナ・マリア・ヨペック(ヴォーカル)    (c)Marcin Kydryński

 

小曽根真公式ホームページ

http://www.makotoozone.com/

 

 ヤマハ:「ピアニスト・ラウンジ」に小曽根が登場。

 
ラジオ新番組「JWAVE  深澤里奈  PEACE  OF  HEART」 (4月5日放送:第1回ゲスト) に出演。ショパンについて語っています。
http://pod.j-wave.co.jp/blog/peaceofheart/2010/04/05/
 

チケットのお求めは…

神戸文化ホールオンラインチケットサービス

神戸文化ホールプレイガイド     078-351-3349

イープラス(座席を選んでご購入いただけます) http://eplus.jp

CNプレイガイド              0570-08-9999

チケットぴあ(Pコード 108-229)  0570-02-9999

ローソンチケット(Lコード 56209) 0570-084-005

 

※プレイガイドでのお取り扱いについては、各プレイガイドにお問い合わせください。

※未就学児童のご入場はご遠慮ください。

※開演時間に遅れますと、休憩まで入場をお待ちいただくか、

   指定された場所でのお立ち見のご案内となる場合があります。予めご了承ください。

 

[お問い合わせ先]

神戸文化ホールプレイガイド 078-351-3349


 
 

冊子印刷専門の印刷会社、中綴じ・無線綴じ製本は「冊子印刷社」 リッツ メトロこうべ バナー広告のご案内