国立ノーヴァヤ・ロシア交響楽団 |
日 時 2010年5月9日(日)
開 演 15:00 (開場 14:15)
会 場 神戸文化ホール 大ホール
料 金 S席 9,000円 A席 7,500円 B席 6,000円 C席 完売
発売日 会員先行2009年11月2日(月)
一般発売2009年11月8日(日)
■主 催 ㈶神戸市民文化振興財団 神戸文化ホール
“ヴィオラの帝王”ユーリー・バシュメットが日本初来日のノーヴァヤ・ロシア交響楽団を率いて登場!
1990年創立の同楽団は、若きパッションに溢れ、瑞々しい音色を持つ、まさに新生ロシアを象徴する“ノーヴァヤ”(ロシア語で「新しい」の意)オーケストラ。
日本が世界に誇る天才ヴァイオリニスト・諏訪内晶子を迎えショスタコーヴィチのコンチェルトやチャイコフスキーの人気曲を披露。壮大なるロシアの作品が、ロシアの指揮者・楽団によって今、ここに蘇る!
◆D.ショスタコーヴィチ/祝典序曲 Op.96
ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op.77
(ヴァイオリン:諏訪内晶子)
◆P.チャイコフスキー /交響曲第5番 ホ短調 Op.64
指揮:ユーリー・バシュメット ヴァイオリン:諏訪内晶子
※都合により曲目の変更がある場合もございます。予めご了承下さい。
ユーリー・バシュメット
諏訪内晶子(C)Universal Music Photo
国立ノーヴァヤ・ロシア交響楽団
ユーリー・バシュメット(指揮)
1976年にミュンヘン国際ヴィオラ・コンクールで優勝し、国際的な活躍を始め、世界の一流オーケストラ、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ボストン響、シカゴ響などと共演を重ねている。93年にロンドン交響楽団はバービカン・ホールで4夜にわたりユーリー・バシュメット・フェスティヴァルを開催した。
これまで、シュニトケをはじめとする多くの作曲家がバシュメットの演奏に触発されて作品を書いてきた。バシュメットはミラノ・スカラ座やアムステルダムのコンセルトヘボウなど数々の世界の主要なホールで、ホールとしては初めてとなる、ヴィオラ・ソロ・リサイタルを行ってきた。
また、スヴャストラフ・リヒテルとは何度も共演を重ね、室内楽ではギドン・クレーメル、ヴィクトリア・ムローヴァ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、マキシム・ヴェンゲーロフといった、世界をリードする一流演奏家と共演している。
92年にモスクワ・ソロイスツを結成し、彼自身が指揮し、世界中で公演を行っている。2002年12月には国立ノーヴァヤ・ロシア交響楽団の音楽監督に就任した。
諏訪内晶子(ヴァイオリン)
東京生まれ。1990年最年少でチャイコフスキー国際コンクール優勝。桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース修了。文化庁芸術家在外派遣研修生としてジュリアード音楽院本科及びコロンビア大学に学んだ後、同音楽院修士課程修了。国立ベルリン芸術大学でも学んだ。
小澤征爾指揮ボストン交響楽団定期公演及びカーネギーホール演奏会、ニューヨーク・フィル、ピッツバーグ響、ロスアンジェルス・フィル、ミネソタ管、ワシントン・ナショナル響、パリ管、フランス国立管、BBCフィルハーモニック、ハレ管弦楽団、ロシアナショナル交響楽団、サンクトぺテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、ブタペスト祝祭管、バイエルン州立歌劇場管、バンベルク響と共演。また、エヴィアン、マールボロ、ラインガウ、ロッケンハウス、シュレスヴィヒ=ホルシュタインなど国際的な音楽祭にも数多く出演、UBSヴェルビエ祝祭管とはアジア・ツアーを行った。
2000年にはルツェルン・フェスティバルにリサイタル及びエマニュエル・クリヴィヌ指揮ヨーロッパ室内管弦楽団との共演でデビュー、続けてベルリン芸術週間にリサイタル及びシャルル・デュトワ指揮ベルリン・フィルと共演してベルリン・デビュー、翌年ウラディーミル・アシュケナージ指揮フィルハーモニア管との共演でロンドン・デビューを果した。2002年にはサカリ・オラモ指揮バーミンガム市響のアジア・ツアーにソリストとして参加、翌年にはルツェルン・フェスティバルに再び出演し、ピエール・ブーレーズ指揮マーラー・ユーゲント・オーケストラと共演している。また2004年3月には、アンドレイ・ボレイコ指揮チェコ・フィルと米国ツアーを行い、引き続きウォルフガング・サヴァリッシュ指揮によるフィラデルフィア管定期公演、同年夏にはサカリ・オラモ指揮バーミンガム市交響楽団ヨーロッパ・ツアーにもソリストとして参加するなど、国際的な活躍を続けている。その後ワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管などとも共演。
これまでに11枚のCDをリリースしており、著書も「ヴァイオリンと翔る」(NHK出版)がある。
使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1714年製作のストラディヴァリウス「ドルフィン」。
国立ノーヴァヤ・ロシア交響楽団
1990年に創立された国立ノーヴァヤ・ロシア交響楽団は02年にユーリー・バシュメットが音楽監督に就任して以来その水準を革新的に高めている。ワレリー・ゲルギエフ、ウラディーミル・アシュケナージ、アレクサンドル・ラザレフなどがこのオーケストラを指揮し、ボリス・ベレゾフスキー、ナタリア・グートマン、デニス・マツーエフなどロシアを代表するソリストたちが登場している。オーケストラはモスクワでの定期演奏会のほか、フィンランド、フランス、イタリア、ドイツへの演奏旅行のほか、ブザンソン音楽祭(フランス)、アテネ音楽祭(ギリシャ)、エッセン芸術フェスティヴァル(ドイツ)などの音楽祭から招待されている。
【Point1】バシュメットの指揮
ヴァイオリンの陰に隠れがちなヴィオラをソロ楽器として一躍光を当てた“ヴィオラの帝王”ユーリー・バシュメットが、“指揮者”バシュメットとして登場!祖国・ロシアの作曲家を並べた本格派プログラムに、“ロシア”のバシュメットの強い意気込みが感じられる。
【Point2】諏訪内のショスタコーヴィチ
数々のコンクールを制した驚異のテクニック!時には美しく、時には激しく…彩りを持った音色の巧みな使い分け、そして何より、諏訪内晶子の深い音楽性が近現代ロシア音楽と見事に噛み合う。並々ならぬ集中力を要求されるショスタコーヴィチの難曲をどのように聴かせてくれるのか!
【Point3】今、世界で最も勢いのあるオーケストラ、ノーヴァヤ・ロシア
新進気鋭のロシア国立オーケストラ。音楽監督・バシュメットのもと、連綿と続くロシアの伝統にフレッシュな力強さを兼ね備えた演奏を繰り広げる。創立20年の若きオーケストラが満を持しての初来日を飾る!
チャイコフスキーの「交響曲第5番」…
私はこの作品の演奏に際して、『伝統的ではない解釈』を日本の聴衆の皆さんに聴いていただきたいと思います。
『伝統的ではない』というのは、“奇抜”という意味ではなく、「チャイコフスキーは、きっとこうしたかったに違いない」と思うことを、私たちが“代わって”表現するということを意味します。スコアに書き残しはしなかったが、作曲家はこう考えていたのだろうという、作曲家のアイデアを私たちなりに再現します。これまで皆さんが慣れ親しんでこられた「交響曲第5番」と、是非聞き比べて頂きたいと思います!
指揮・音楽監督/ユーリー・バシュメット
国立ノーヴァヤ・ロシア交響楽団との来日は私にとって長年の夢でした。
このオーケストラは平均年齢30~35歳という大変若い楽団員で構成されており、エネルギーに溢れる勢いある団体です。
コンサート・マスターを務めるのは、1998年の第11回チャイコフスキー国際コンクールの覇者、ニコライ・サチェンコ。そしてメンバーの一部は日本でもお馴染みの「モスクワ・ソロイスツ」の首席奏者が兼務しています。これは私が18年以上率いる室内合奏団です。オーケストラ・メンバーの若さとエネルギーに、「モスクワ・ソロイスツ」のメンバーの経験と技量が見事に重なり、交響楽の演奏に活かされています。ノーヴァヤ・ロシアは『私の音楽』を全て体現してくれる素晴らしい団体なのです。
今回は私たちが最も得意とするロシア・プログラム。大切な友人でもある諏訪内晶子さんも参加してくれます。本物のロシア音楽を体験に会場に足をお運び下さい。
神戸文化ホールプレイガイド 078-351-3349
CNプレイガイド 0570-08-9999
チケットぴあ(Pコード:339-877) 0570-02-9999
ローソンチケット(Lコード:57351) 0570-084-005
※プレイガイドでのお取り扱いについては、各プレイガイドにお問い合わせください。
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
※開演時間に遅れますと、休憩まで入場をお待ちいただくか、
指定された場所でのお立ち見のご案内となる場合があります。予めご了承ください。
[お問い合わせ先]
神戸文化ホールプレイガイド 078-351-3349