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ダンス×文学シリーズvol.2 きざはし/それから六千五百年地球はぐっすり寝るだろう

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 日 時  2018年2月17日(土)
       15:00開演/14:30開場
 会 場  神戸文化ホール 中ホール
 料 金  一般:¥1,000
      学生(大学生以下):¥600
      当日各¥200増
      ※全席自由席 未就学児入場不可
      ※終演後アフタートークあり
 主 催  (公財)神戸市民文化振興財団 神戸文化ホール
 助 成  (一財)地域創造
 

現在(いま)を生きる力

神戸文化ホールでは、ダンスに今まで縁のなかった“あなた”が、文学(コトバ)の力を借りて、
ダンスと出会うきっかけになれば…と願いを込めた「ダンス×文学シリーズ」を始めました。
第二弾となる本公演では、三好達治の詩『灰が降る』をモチーフとした作品をお届けします。
この詩が書かれた1954年、第五福竜丸(※)は「死の灰」を浴び、人々は原子力の負の側面を思い知ることとなりました。
モノクローム・サーカスが公募ワークショップの参加者と共に作り上げる本作は、「死の灰」の絶望感に直面してもなお、
「生きる」とはどのようなことであるのかを、参加者それぞれが自問自答します。
絶望のためにでなく、希望のために生まれたこの作品。人が踊り続ける姿勢の先にあるものを感じ取ってもらいたいと思います。

※1954年3月1日、南太平洋ビキニ環礁で米軍がおこなった水爆実験により被ばくした静岡県焼津港所属の遠洋マグロ延縄漁船。
 

作品説明

第一部
『きざはし』
意図しようが意図しまいが2人存在するだけで互いに傷つけ合っている。お互いの存在にさえ気付かないような「きざはし」に立ってみてそのことに気付く。言葉になりようのない言葉、聞き取れない発声。150本のナイフ、テーブルの上と下の男女。身体による対話を重視してきた坂本+森による対話のない対話。コンタクトの極北。
2007年の初演以来海外を含め多数の上演を数えるモノクローム・サーカスの代表作の一つ。

第二部
『それから六千五百年地球はぐっすり寝るだろう』
六千五百年とはプルトニウム240の半減期のこと。2011年3月11日の東北関東大震災、福島原発事故とそれを取り巻く状況について思い巡らす中で出会った三好達治による詩『灰が降る』をベースにこの作品はスタートし、谷川俊太郎と多数の一般の人々との連作詩となっている『生きる』も導入して構成した。初演は鳥の演劇祭と「踊りに行くぜ!!」Ⅱ(セカンド)Bプログラムとして、作品制作の機会を得、「議場劇場」のある鹿野のコミュニティ・ダンス・グループ「とりっとダンス」によって鳥取、京都で上演。今回は、新たに公募ワークショップにより参加者を募り、顔ぶれも全く新しいNew Versionとして改訂・再演する。

 

出演者

振付・構成・演出・出演/坂本公成+森裕子(モノクローム・サーカス)
出演/辻本佳
公募ワークショップ参加者/明希、乾光男、井ノ口万美恵、岩本康平、諏訪いつみ、
高橋由江、巽由美子、星谷順、安本亜佐美
舞台監督/渡川知彦


Facebookページはこちらより

モノクローム・サーカス 
「身体をめぐる/との対話」をテーマに京都を拠点に国内外で活動をするダンスカンパニー。代表の坂本公成+森裕子は日本を代表するコンタクト・インプロヴィゼーション(以下CI)指導者でもある。ダンサーはもちろん大人から子ども、教育や福祉の現場などCIをベースに多岐にわたる分野とクロスオーヴァーしながら活動を展開。二人のデュエット作品として『夏の庭』、『きざはし』、『Endless』。カンパニー作品として「掌編ダンス集」全10作品を始め、grafとのコラボレーション『TROPE』や、『HAIGAFURU ~Ash is falling 』などがある。その他、コミュニティダンス、サイトスペシフィックな作品など、幅広く手がける。「京都国際ダンスワークショップフェスティバル2017」プログラム・ディレクター(坂本)や、精華大学非常勤講師(坂本)、天理医療大学非常勤講師(坂本+森)などを務める。<Monochrome Circus> http://monochromecircus.com

辻本佳/振付家、ダンサー、俳優
5~20歳までは柔道を学ぶ。’09~'13フランス、カーン国立振付センター、Company FATTOUMI LAMOULEUX『Just to dance』に参加。主な出演作品に、Monochrome Circus『直島劇場』『凪』がある。近年は、俳優としての活動を始め、やなぎみわ演出作品、あごうさとし演出作品に出演している。
フィールドワークを行い、採集した自然物、音、写真、身体感覚から、表現方法問わず作品制作を行っている。『Field Pray』と題して『#1どうすれば美しい運動が生まれるのか。』『♯2擬態と遡行』、『泥炭地』を発表している。
 


坂本公成 photo:Sajik Kim


森裕子 photo:Sajik Kim


辻本佳 photo:Sajik Kim

 

チケットのお求めは・・・

神戸文化ホールプレイガイド             078-351-3349
チケットぴあ(Pコード:482-728)    0570-02-9999
ローソンチケット(Lコード:54569)      0570-084-005

※プレイガイドでのお取り扱いについては、各プレイガイドにお問い合わせください。
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。

[お問い合わせ先]
神戸文化ホールプレイガイド 078-351-3349
 
 

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