神戸国際芸術祭2017「銀花の音色」 ピアノ四重奏団「アンサンブル ラロ」with「神戸市室内合奏団」 |
昨年も大好評であったピアノ四重奏団「アンサンブル・ラロ」と神戸市室内合奏団との共演が、今年も実現します。
2004年に結成されたピアノ四重奏団アンサンブル・ラロは、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のチェリスト・ヘーデンボルク・直樹を中心に、世界的に活躍するトップレベルのアーティストで構成され、来日の度にその音楽性と演奏技術を惜しげもなく披露し、来場者を魅了し続けています。
そして今年も神戸文化ホールで、皆さまお馴染みの我らが神戸市室内合奏団とアンサンブル・ラロとの共演が実現します。
曲目はラトビアの作曲家ヴァスクスの作品やエネスコの弦楽八重奏曲など、多彩なプログラムをご用意して皆さまのご来場をお待ちしております。
G.エネスコ ~George Enescu~
弦楽八重奏曲 ハ長調 Op.7
/String Octet in C Major Op.7
P.ヴァスクス ~Pēteris Vasks~
沈黙の果実
/The Fruit of Silence
夏の夕暮れの音楽
/Music for a Summer Evening
ピアノ独奏 ダイアナ・ケトラー
W.A.モーツァルト ~Wolfgang Amadeus Mozart~
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364
/Sinfonia concertante in E-flat major, K.364
ソリスト アレクサンダー・シトコヴェツキー (ヴァイオリン)
ラズヴァン・ポポビッチ (ヴィオラ)
ピアノ四重奏団 アンサンブル・ラロ
~Ensemble Raro~
2004年に結成。ダイアナ・ケトラー(Pf)、アレクサンダー・シトコヴェツキー(Vn)、ラズヴァン・ポポヴィッチ(Vla)、ヘーデンボルク・直樹(Vc)によるピアノ四重奏団を核とした、ヨーロッパで活躍する若手音楽家を交えて構成される室内合奏団。ヨーロッパにおける室内楽の豊かな伝統と、革新的なアプローチを結合することを目指している。アンサンブル・ラロの名前は、ロベルト・シューマンが音楽評論をする際に作り上げた架空の団体「ダヴィッド同盟」の一員、ラロ博士に由来している。
結成以来、ヨーロッパ各地の音楽祭を中心に活躍し、大成功を収めている。中でもバイエルン・ラジオにより収録された演奏はNHKほか、世界各地で放送された。2009年にはウィーン・コンツェルトハウス、2010年にカーネギーホール等にも招聘され、高い評価を得ている。
これまでに『Songs and Dances of Life』(2007)、『Canti Drammatici』(2008)、『Anotimpurile – The Seasons』(2009)の3枚のCDがリリースされている。
神戸市室内合奏団
~Kobe City Chamber Orchestra~
1981年、神戸市により設立。実力派の弦楽器奏者たちによって組織され、弦楽合奏を主体としながらも、管楽器群を加えた室内管弦楽団としての活動も活発で、バロックから近現代までの幅広い演奏レパートリーのほか、埋もれた興味深い作品にも意欲的に取り組みながら、質の高いアンサンブル活動を展開している。
1998年、巨匠ゲルハルト・ボッセを音楽監督に迎えてから、演奏能力並びに芸術的水準は飛躍的な発展を遂げ、日本を代表する室内合奏団へと成長した。毎年のシーズン・プログラムは充実した内容の魅力あふれる選曲で各方面からの注目を集め、説得力ある演奏は高い評価を受けている。
内外の第一線で活躍するソリストたちとの共演も多く、2011年3月の定期演奏会でのボッセ指揮によるJ.S.バッハ「ブランデンブルク協奏曲全6曲」の名演はCDとしてリリースされている。
また、2011年9月にはドイツのヴェストファーレンクラシックスからの招聘を受けてドイツ公演を行い、大成功を収めている。
2013年度からは、日本のアンサンブル界を牽引する岡山潔が音楽監督に就任し、合奏団の更なる音楽的発展を目指して、新たな活動を展開している。