神戸医療産業都市内の病院群に対するアートプログラムの実施について | 公益財団法人 神戸市民文化振興財団

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神戸医療産業都市内の病院群に対するアートプログラムの実施について

日程:2018/3/31

阪神・淡路大震災から10年を経た2004年、神戸市では震災から学んだ「芸術の力」を次世代に伝え世界へ発信するため、「神戸文化創生都市」を宣言し、様々な文化プログラムに取り組んできました。

「芸術の力」は、入院、闘病といった、人びとが日常の暮らしから引き離されざるを得ない医療現場においても、大きな力を発揮すると私たちは考えます。そこで、復興の柱として医療産業の集積を進めている「神戸医療産業都市」内の病院群を舞台に、患者様とそのご家族にアートを届ける事業を、2015年から開始しました。

<事業の特徴>
○コーディネーターが芸術団体/芸術家と医療機関とを橋渡しし、事業を統括します。
○神戸医療産業都市内の病院の集積を活かし、一日で複数の病院へ効率よくプログラムを届けます。
○プロのアーティストによる質の高いプログラムを年間を通じて定期的に実施します。
○アーティストの劇場とは違う表現の場を創出するとともに、地域の文化・芸術活動の活性化につなげます。

「医療+アート」_パンフレットもご覧ください。

 

プロのアーティストによる音楽演奏などのアートプログラムを、病院で治療を受ける患者様やそのご家族様を対象にして定期的にお届けします。2015年にスタートして以来、アーティストが各参加病院を訪れ、受付ロビーや病棟でコンサート等を実施し、多くの患者様に喜んでいただいています。 「医療+アート」は病院という非日常的な環境で、患者様が音楽などのアートを通して少しの間でも日常を取り戻し、明日に向かって「生きる力」を生み出すお手伝いをしたいと考えています。

「医療+アート」プログラムのオリジナル曲として、関西の若手作曲家である足立知謙氏に委嘱しました。病院の患者様やご家族の気持ちが晴れるような明るい曲でありながら、病院の様々なシーンを愉快に描写した楽しさも持ち合わせています。「病院組曲」は全国の病院やアーティストの皆様に広く演奏していただき、より多くの医療現場にアートを届けたいという思いから、ホームページにて公式演奏を公開しています。神戸発の「病院組曲」が全国へ広がっていくことを願っています。

内容
1. 病院組曲 ~ 前奏曲
2. 救急車は大急ぎ
3. テキパキお仕事看護師さん
4. 注射の嫌いなオトモダチ
5. 手術室のベストメンバー
6. 待合室のおしゃべりさん
7. 医院長先生、回診の時間です。
8. 命のテーマ
9. 医療事務員さんの恋心
10.早く良くなれおまじない ~ 後奏曲

編成 ヴァイオリン、ピアノ
時間 全部で約18分/各曲1~2分程度
初演 2016年6月27日、30日

 

 

クラッシック、ジャズ、シャンソン、邦楽、落語、子ども向けの人形劇など患者様に幅広いジャンルのアートをお届けしています。

 

「医療+アート」は、病院の規模や財力に関わらず、全ての患者様にこのプログラムをお届けしたいという想いから、各病院にかかる負担を可能な限り軽くする仕組みを構築し実践しています。多くの患者様やそのご家族、また患者様を支える医療機関スタッフにプログラムを届けるために、皆様の積極的なご支援をお願いいたします。

※1 当財団への寄附金は、「公共法人等のうち、教育又は科学の振興、文化の向上、社会福祉への貢献その他公益の増進に著しく寄与するものと認められた特定公益増進法人に 対する寄附金で、その法人の主たる目的である業務に関連するもの」にあたり特定寄附金として扱われます。
※2 所得税法施行令第217条第3号に基づき公益財団法人は、特定公益増進法人と定められております。

 

申し込み・問い合わせ先

公益財団法人 神戸市民文化振興財団 事業部 文化振興課 「医療+アート」担当

Tel:078-351-3597/Fax:078-351-3121

e-mail:shinkou@kobe-bunka.jp

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※個人の皆さまからのご寄附も受け付けております。

詳しくはお問合せください。

 

「医療+アート」_パンフレットもご覧ください。

 

「医療+アート」の趣旨に賛同いただき、寄附・協賛をいただきました企業の皆様をご紹介いたします。

 

(50音順)

一般財団法人 みなと銀行文化振興財団

千寿製薬株式会社

萩原珈琲株式会社