日程:2014/12/10
会場:神戸文化ホール・中ホール
第8回神戸国際フルートコンクール 優勝記念演奏会
M.カルデリーニ & S.ジャコー スペシャル・デュオ・コンサート
昨年3月から4月にかけて開催しました「第8回神戸国際フルートコンクール」にて激戦を勝ち抜き優勝した、マチルド・カルデリーニ(フランス)とセバスチャン・ジャコー(スイス)の2名を再び神戸に迎え、優勝記念演奏会「M.カルデリーニ & S.ジャコー スペシャル・デュオ・コンサート」を開催します。
昨年の第8回大会は、審査員たちが「第1次審査からレベルが高すぎて、審査が難しい」と口を揃えたコンクールとなりましたが、その中で、その「音楽性」「表現力」が光り、審査員や観客より絶賛された、神戸が生んだ新しいスターたち。今後、世界トップクラスの奏者として、フルート界を牽引していく存在となっていくことが期待されている、最も旬のフルーティストたちの、瑞々しく美しい音色をお楽しみください。
公演概要
1.公演名 第8回神戸国際フルートコンクール 優勝記念演奏会
M. カルデリーニ & S. ジャコー スペシャル・デュオ・コンサート
2.開催日時 平成26年12月10日(水曜) 19時00分開演、18時30分開場
3.会場 神戸文化ホール中ホール (神戸市中央区楠町4丁目2-2 ℡(078)351-3535)
4.出演 ① ソリスト : マチルド・カルデリーニ (フランス)
セバスチャン・ジャコー (スイス)
② 共演 : 西脇 千花 (ピアノ)
5.入場料金 一般 2,500円、 学生(6歳以上) 1,500円 (全席自由席)
6.チケット発売 神戸文化ホールプレイガイド(☎078-351-3349 受付時間:10時~18時)
チケットぴあ(Pコード:237-085 ☎0570-02-9999)
ローソンチケット(Lコード:55055 ☎0570-000-407(オペレーター対応) ☎0570-084-005)
7.主 催 神戸国際フルートコンクール運営委員会、神戸市、(公財)神戸市民文化振興財団
8. 協 賛 村松楽器販売株式会社、宮澤フルート製造株式会社
9.問い合わせ先 公益財団法人神戸市民文化振興財団 事業二部文化振興課
〒650-0017 神戸市中央区楠町4丁目2-2
TEL (078)351-3597 / FAX (078)351-3121
e-mail: shinkou@kobe-bunka.jp
プログラム (予定)
● マチルド・カルデリーニ
G. フォーレ : ファンタジー
F. ボルヌ : カルメン・ファンタジー
G. コネッソン : サラの笑い その他
● セバスチャン・ジャコー
バッハ : フルート・ソナタ ハ長調
O. メシアン : 黒つぐみ
F. マルタン : バラード その他
● デュオ
I. クラーク : マヤ
C.P.E. バッハ : トリオ・ソナタ ホ長調 その他
(演奏曲目は予告なしに変更がする場合がございます。)
ご存知ですか?神戸国際フルートコンクール
1985年(昭和60年)「ユニバーシアード神戸大会」を契機に始まり、それ以降、震災により途切れることもなく、4年毎に開催されてきました。今では、なんと、世界三大フルートコンクールのひとつ言われており、世界中のフルート奏者の憧れの舞台となっています。
また、過去このコンクールでの上位入賞者は、今や世界のフルート界の主流をなしており、回を重ねるごとにコンクールの国際的な評価も高くなってきています。
今までの入賞者にはどんな人がいるの?
よく、「音楽コンクールの価値は、入賞者のその後の活躍で決まる」と言われますが、このコンクールの過去の入賞者には、その後、世界トップクラスのオーケストラで首席奏者を務める方や、有名な音楽大学の教授になった方が、数多くいます。
ほんの一例ですが…、今や「フルート界の貴公子」との異名を持ち世界中にファンが多い、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席奏者のエマニュエル・パユ、同じくベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者になったばかりのマテュー・デュフー、フィンランド・シベリウス音楽院講師であり、前フィンランド放送交響楽団首席奏者のペトリ・アランコ、ミュンヘン音楽大学教授のアンドレア・リーバークネヒト、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団首席奏者のエミリー・バイノンとケルステン・マッコール、バイエルン放送交響楽団首席奏者のヘンリック・ヴィーゼ、そして、日本勢では、国立音楽大学客員教授の佐久間由美子や、フィンランド放送交響楽団首席奏者になったばかりの小山裕幾などが名を連ねます。これらはほんの一例で、まだまだ多くの世界的奏者がこのコンクールの出身です。
第8回大会はどんな大会でしたか?
世界より229名(34ヶ国・1地域)の応募がありました。例年は、大半がヨーロッパからの応募だったのですが、今回はアジア勢の応募が増えていたようです。応募時に送付された音源による予備審査を通過した57名(20ヶ国1地域)が、平成25年3月から4月にかけて、第一次審査、第二次審査、第三次審査、本選と熱戦・熱演を繰り広げました。
審査員には、世界の「巨匠」クラスの11名(海外8名、日本3名)を迎えました。審査員からは、口をそろえて「今回は極めてレベルが高く、審査が難しかった」との感想が出ました。演奏する技術・テクニックがうまいのは、このコンクールの第一次審査の出場権を得られる出場者たちには、すでに「あたりまえ」のことであり、そこからの「理解力」「表現力」「音楽性」などを問われた大会となりました。
そんな激戦の中、最高位である「第1位」に2名が選出されました。マチルド・カルデリーニ(フランス)とセバスチャン・ジャコー(スイス)です。それぞれ上手いだけでなく豊かな個性を持ち合わせた演奏で、コンクールの観客の心をわしづかみにしました。この神戸で生まれた「新しいスターたち」も、今後、世界トップクラスの奏者へと階段を上っていくことと思われます。
写真展示のお知らせ
みなと銀行・本店のロビー内にある「みなと神戸ギャラリー」にて、この公演のソリスト2人からのメッセージや公演の紹介などを展示しています。
三宮へお越しの際は、ぜひ!お立ち寄りください。
● 展示期間 平成26年11月17日(月)~12月1日(月)
平日のみ 9時~15時
● 会場 みなと銀行 本店 1階ロビー
(神戸市中央区三宮町2-1-1)