【主催公演】『流々転々 KOBE 1942-1946』明日開幕!稽古写真&出演者コメント公開(2026年2月14日-15日)
神戸文化ホール開館50周年記念事業 Creating in Kobe 神戸で創る「人間讃歌」
『流々転々 KOBE 1942-1946』まもなく開幕!

稽古場より最新ビジュアル公開!
演出・小野寺修二と出演者からのコメントも到着
神戸文化ホール開館50周年記念事業『流々転々 KOBE 1942-1946』がまもなく開幕を迎えます。
本作は、俳人・西東三鬼の短編集『神戸・続神戸』を原作に、戦時下の神戸・トアロードに実在した国際ホテルを舞台として描かれる人間ドラマです。2025年より約1年にわたり、神戸の街でのリサーチやアーティスト・イン・レジデンスを重ねながら創作が進められてきました。
稽古場で撮影された最新写真とともに、本番を直前に控えた出演者からのコメントをお届けします。
(小野寺修二・鈴木浩介・美弥るりか写真 撮影:岩田えり)
◆小野寺修二…演出/「憲兵」役
神戸の街で過ごす時間を重ねるごとに、最初に感じていた印象が大きく変わるというよりも、むしろ細部がどんどん鮮明になってきました。自分自身の中では、何かが確実に変化している感覚があります。ただ、その変化がはっきりと形になるのは、もう少し先かもしれません。それでも、神戸で受け取った刺激は、これから表現を続けていく上で大きな力になると感じています。
鈴木浩介さんとは今回が初めてのタッグですが、高い表現力とポテンシャルを持った方だと改めて実感しました。鈴木さん自身から多くの提案があり、それを一緒に試していく時間を十分に持てたことは、とても幸福な経験でした。
また、美弥るりかさんは、稽古の最初からとても“かっこいい”存在で、一つひとつの表現を丁寧に獲得しながら、作品に鮮烈な輪郭を与えてくれています。その姿勢や佇まいは、稽古場全体にも強い刺激を与えていました。
東京で進めていた稽古と、神戸で関西の俳優・ダンサーと合流してからの稽古とでは、作品の様相は大きく変わりました。ほとんどのシーンが当初の想像とは異なる形に変化しています。それはまさに、キャスト一人ひとりの力によるものだと思います。
動きや構成を考える際に大切にしているのは、「嘘のないこと」です。何を嘘と感じるのかを問い直しながら、今なぜその行為をしているのか、どういう立場にあるのかを、俳優たちと丁寧に共有してきました。答えを押しつけるのではなく、ディスカッションを重ねることで、それぞれが腑に落ちる形を探っていく。そのプロセス自体が、今回の創作の核になっています。
稽古場でできることは、ひとまずやり切ったと感じています。これから劇場に入り、空間が変わることで、また新しい景色が生まれるはずです。本番までの限られた時間の中で、まとめるというよりも、むしろさらに広げていく。その可能性を楽しみにしています。


◆鈴木浩介…「男」役
台本を頂いた時から「きっと難しくなるだろうな」と思っていたのですが、実際に稽古が始まると、その想像を遥かに超える難しさに直面しました。一歩踏み出し、半歩下がるような、試行錯誤の毎日。それでも、演出の小野寺さんとアイデアを出し合いながら稽古を重ねる中で、少しずつ手応えを感じていきました。
神戸を舞台にした作品、素敵なエピソードが盛り沢山です。だからこそ、神戸の皆さんと力を合わせて良い作品にしたいという思いで、日々取り組んでいます。皆さまの心に響き心に残る、そんな舞台になりますように。

◆美弥るりか…「波子」・「絹代」役
私が演じる波子という役は、本当にどんな風にも解釈できる女性で、自分なりの指針を探りながら向き合っていきたいです。ご一緒している皆さんから学ぶことも多く、自分の幅が広がる実感があります。
神戸で舞台に立てることは、本当に嬉しいです。兵庫県は私にとって第二のふるさとのような場所。関西の皆さまに、ぜひ神戸でこの作品を楽しんでいただけたら嬉しいです。

◆大西彩瑛…「映写技師を目指す女」役
稽古が始まってから、緻密な作業を毎日積み重ねています。一人欠けても成り立たない、一人ではできないシーンが重なっていく作品です。
◆小倉笑…「リリー」役
多種多様なキャラクターが登場するのが、この作品の大きな魅力です。原作を読んでからご覧いただくと、より楽しんでいただけると思います。
◆高阪勝之(男肉 du Soleil)…「オーナー」役
新しい挑戦をたくさんさせてもらえる、とても刺激的な稽古場です。これがどんな作品に結実するのか、僕自身とても楽しみにしています。
◆中村るみ…「オーナー妻」役
原作『神戸・続神戸』とあわせて楽しんでいただきたい作品です。舞台を観てから本を読む、本を読んでから観る、そのどちらもおすすめです。
◆布目慶太(幻灯劇場)…「若い男」役
稽古を重ねるごとに物語がどんどん膨らんでいきます。とても魅力的な作品になっていると感じています。
◆藤原大介(劇団飛び道具)…「パパさん」役
どこにたどり着くのか分からないまま、全速力で進んでいる稽古場です。ぜひその行き着く先を、劇場で一緒に体験していただけたらと思います。
◆まえかつと(コトリ会議)…「憲兵」役 ほか
走ったり、踊ったり、物を動かしたりと、舞台上ではさまざまなことが起こっています。視覚的にも楽しんでいただける作品になると思います。
◆峯素子(街の劇)…「原井」役
舞台が神戸であることで、国際性や多様性が自然と立ち上がってきます。神戸らしい、おしゃれで面白い作品になっていると思います。
◆村角ダイチ(THE ROB CARLTON)…「白井」役 ほか
小野寺さんの頭の中のイメージが、どんどん形になっていく稽古場です。そこに鈴木さんと美弥さんが加わり、すごいエネルギーが回っています。
◆保井岳太…「基隆(キールン)」役
神戸の空気を体で感じながら稽古をしています。その身体が舞台に立ったとき、どう見えるのか、今からとても楽しみです。
【あらすじ】
1942年、戦時下の神戸。
トアロードの坂の途中に建つ国際ホテルに、東京から一人の男が流れ着いた。
ホテルには、娼婦や学生、外国人など、さまざまな事情を抱えた人々が身を寄せていた。
男はそこで波子という娼婦と出会う。二人は宿泊客に混じり、神戸での日々を淡々と営んでいる。
しかし戦況は坂道を転がり落ちるように悪化し、日常は音もなく、しかし確実に壊れていくのだった。
【公演概要】
神戸文化ホール 開館50周年記念事業 Creating in Kobe 神戸で創る「人間讃歌」
『流々転々 KOBE 1942-1946』
原 作:西東三鬼『神戸・続神戸』(新潮文庫刊)
演 出:小野寺修二(カンパニーデラシネラ)
上演台本:山口茜(サファリ・P/トリコ・A)
出 演:鈴木浩介/美弥るりか
大西彩瑛/小倉笑/高阪勝之(男肉 du Soleil)/中村るみ/布目慶太(幻灯劇場)
藤原大介(劇団飛び道具)/まえかつと(コトリ会議)/峯素子(街の劇)
村角ダイチ(THE ROB CARLTON)/保井岳太/小野寺修二
岩佐夕佳/坂口麗美/髙倉向日葵/中山心結/松岡(初田)響子/村瀬瑠美
【日程】 2026年2月14日(土)17:00★・15日(日)11:30/15:30★ 全3公演 (開場は開演の30分前)
★=アフタートークあり
★14日(土)17:00 小野寺修二/鈴木浩介/美弥るりか ★15日(日)15:30 小野寺修二/山口茜
【会場】 神戸文化ホール 中ホール (兵庫県神戸市中央区楠町4丁目2−2)
その他、詳細は公演情報ページへ
https://www.kobe-bunka.jp/hall/schedule/event/theater/15434/






