主催公演情報

主催公演情報演劇 主催公演

スカイライト Skylight

会場 中ホール
チケット発売 会員先行:2026年10月9日
一般発売:2026年10月16日
主催 (公財)神戸市民文化振興財団 神戸文化ホール
企画制作:KAAT神奈川芸術劇場
お問い合わせ 神戸文化ホールプレイガイド 078-351-3349

時代を超えてもなお評価されている名作『Skylight』。多様な価値観や生き方が浮かび上がる普遍的な人間ドラマ。

本作は、イギリスの劇作家・デヴィッド・ヘアによる作品で、かつて不倫関係にあった男女とその息子三人だけの会話劇です。1995年にロンドンの国立劇場で初演されると絶賛を博し、ローレンス・オリヴィエ賞を受賞。翌年、ウェストエンドやブロードウェイにも進出。2015年にはトニー賞リバイバル作品賞を受賞するなど、時代を超えてもなお評価されている作品です。当時のイギリスの社会情勢を背景に、登場人物たちの複雑な関係性や感情の機微、駆け引きが描かれ、様々な価値観や生き方が浮かび上がる普遍的な人間ドラマです。

演出 杉原邦生×多彩な三名の俳優陣が織り成す、濃密な人間模様
本作の演出は、演劇のみならず歌舞伎やオペラ、テーマパークの演出も手掛けるなど多方面で活躍する杉原邦生。ダイナミックで斬新な演出で高い評価を得ています。変動する社会や多様な人間性を描く本作に、時代を捉える感性を持つ杉原が挑みます。

ロンドン北西部に住む教師であり、この物語の中心となるキーラを演じるのは、元宝塚歌劇団雪組トップ娘役で、退団後も数多くの舞台作品で主演を務め、様々な演出家からのオファーが絶えない咲妃みゆ。キーラとかつて関係を持っていた事業家・トムを演じるのは、舞台俳優としてキャリアをスタートし、舞台・映像作品のみならず声優として幅広く活躍をする山路和弘。確かな演技力を持つ咲妃と山路の共演にご期待ください。トムの息子・エドワードを演じるのは、デビュー以降テレビ、映画、CMと活躍がめざましい中山翔貴。キャリアも様々な三名の俳優が、濃密な人間模様を紡ぎます。

また、本作の舞台美術を手掛けるデザイナーを、公募のコンペティションで選出する新たな企みにもご注目ください。作品を体現するための重要な要素の一つとなる舞台美術。新たな視点や発想と共に、劇空間を立ち上げます。このコンペを通じて、劇場やアーティストが新しい才能と出会い、舞台芸術の可能性を追求します。

会話の余白から心情を想像し、自身と他者を見つめ直すきっかけを生み出す濃密な会話劇に、ご期待ください。

あらすじ

ロンドン北西部で質素な暮らしをしながら教師をしているキラ。ある日突然、かつて彼女が働いていたレストランのオーナーの息子・エドワードが、キラの住むアパートを訪れる。一年前に亡くなった母・アリスについて語り、アリスの死から立ち直れない父・トムを助けてほしいと訴える。
エドワードが帰った後、同じ夜にトムもまた図らずもキラのもとを訪れる。二人は、互いの現在の生活や、かつてレストランで共に働いていた日々について語り合い、離れていた約三年の空白を埋めようとする。しかし、実は二人はかつて不倫関係にあり、キラは罪悪感からトムたちの前から姿を消していた。
会話が進むにつれ、二人の生い立ちや生活環境、価値観の違いが次第に浮き彫りになっていく。
そして、夜が明ける前、いまだに互いに惹かれ合う二人の関係に、一つの決着がつく――。

キャスト・スタッフ

作:デヴィッド・ヘア
演出:杉原邦生
出演: 咲妃みゆ 山路和弘 / 中山翔貴

企画制作|KAAT神奈川芸術劇場
主催|神戸文化ホール(指定管理者:公益財団法人神戸市民文化振興財団)

演出家・出演者コメント

杉原邦生
『スカイライト』という傑作戯曲が、僕にまた新たな可能性の扉を開いてくれようとしている   そんな期待感とともにほのかな畏怖を感じています。
初めて戯曲を読んだとき「これは困った」と思いました。この作品は登場人物が三人のみであることに加え、舞台は一場面のみで展開し、時空が飛躍することもなく、リアルな会話のみで構成されています。これまで手がけたどの作品よりもシンプルな戯曲を前に、自分の演出の手札のどれもが通用しないように感じられ、途方に暮れたような気持ちになりました。ですが同時に、空間へのアプローチにまだ見ぬ可能性が秘められているのだと、この戯曲が語りかけてくるように、僕には思えたのです。
そこで、ずいぶん前からいつか実現したいと考えていた舞台美術家のコンペティションを開催させていただくことにしました。いまだ出会えていない新たな才能とともに、この作品の空間を思考するところからはじめたい。そうすることで、また新たな『スカイライト』をつくることができると確信しています。なぜなら、初めに「困った」と思ったときにはすでに、この戯曲の演出を断るという選択肢はなかったからです。
咲妃みゆさん、山路和弘さんという確かな実力と魅力を兼ね備えたお二人、そこにフレッシュで独特の存在感を持つ中山翔貴さんという三名の出演者、そして、厚い信頼を寄せるスタッフの皆さんとともにこの作品をお届けできることが楽しみでなりません。
舞台美術家コンペティションにも、予想を超えるたくさんのエントリーが集まりました。
KAAT神奈川芸術劇場プロデュースによって生まれる、新たな『スカイライト』にどうぞご期待ください!

咲妃みゆ
「スカイライト」に出逢った時、稲妻が走ったと申しましょうか…初めて体感する衝撃が全身を駆け巡ったことを鮮明に覚えています。気づけばその衝撃は"この戯曲に挑戦したい"という高き目標へと変動していました。挑戦の機会に恵まれた今、その有り難さを強く感じております。いつかご一緒できたらと願っていた杉原邦生さん、尊敬する山路和弘さん、初共演が楽しみな中山翔貴さん。皆さんと手を携えて演劇を楽しみたいです。

山路和弘
ずーっと昔の若い頃の話。「お前は修羅場が好きなのか!」よく友人に言われた。
男女は、特に若い頃は、別れは突然やって来る。
穏やかに事が進む時もある。
なのにチョッとした、たった一言で修羅場になってしまう。人の心が解らないのか女心に鈍感なのか…
でもその時一瞬で空気が変わる。どんなに思い合っていても。
チクチクと心を針で刺される様な稽古場かも知れない。自虐の悪魔が誘って来る。

中山翔貴
今回の出演が決まった時は不安もありましたが、演出の杉原さんから「自分の持っているものを生かしてほしい」と言っていただき、この作品に懸ける思いがより一層強くなりました。エドワードは物語を進める大きな役割を担う存在です。
舞台経験は浅いですが、咲妃さんや山路さんの背中を追いかけながら、誠実に向き合い、そして全力で作品に飛び込んでいきます。
三人で紡ぐ濃密な会話劇を、ぜひ劇場で体感してください。

プロフィール

<作家プロフィール>
デヴィッド・ヘア(David HARE)
1947年イギリス、サセックス生まれ。トム・ストッパード、ハロルド・ピンター、ピーター・シェイファーらと並ぶイギリス現代演劇を代表する劇作家であり、演出・脚本・映画監督も手掛ける。ケンブリッジ大学で学び、68年ポータブル・シアター・カンパニー、74年ジョイント・ストックの劇団創設に参加。70~71年ロイヤル・コート・シアターの文芸部長、84~87年ナショナル・シアターのアソシエイト・ディレクターを務める。映画でも活躍しており、監督作品として、85年『ウェザビー』がベルリン国際映画祭金熊賞受賞。主な戯曲として『スラッグ』(70年イブニング・スタンダード新人作家賞)、『プラウダ』(85年イヴニング・スタンダード・ドラマ賞最優秀演劇賞)、『レイシング・デイモン』(90年オリヴィエ賞最優秀作品賞)、『スカイライト』(95年オリヴィエ賞最優秀作品賞)、『ブルー・ルーム』『軌道』『モレデート・ソプラノ』『レッドバーン』など。

<演出家プロフィール>
杉原邦生(すぎはら・くにお) 

©細野晋司

1982年東京都生まれ、神奈川県茅ヶ崎市育ち。演出家、舞台美術家。京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)映像・舞台芸術学科卒、同大学院 芸術研究科 修士課程修了。2004年にプロデュース公演カンパニー・KUNIOを立ち上げ、これまでに『エンジェルス・イン・アメリカ』、『グリークス』、太田省吾『更地』などを上演。木ノ下歌舞伎には2006年から2017年まで企画員として参加し、『黒塚』、『東海道四谷怪談―通し上演―』、『勧進帳』などを演出。そのほか、近年の主な演出作にCOCOON PRODUCTION 2022 / NINAGAWA MEMORIAL『パンドラの鐘』、ホリプロ『血の婚礼』、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『SHELL』、PARCO PRODUCE 2024『東京輪舞』、東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『三人吉三廓初買』、『モンスター』、コクーン アクターズ スタジオ第1期生発表公演『アンサンブルデイズ―彼らにも名前はある―』、2025年度全国共同制作オペラ『愛の妙薬』、サンリオピューロランド35周年記念の新作パレード『The Quest of Wonders Parade』、『黒百合』など。2018年度第36回京都府文化賞奨励賞受賞。
https://kunio.me/

<出演者プロフィール>
咲妃みゆ(さきひ・みゆ) /キーラ役

宮崎県出身。2010年に宝塚歌劇団へ入団、14年に雪組トップ娘役に就任。17年の退団後は舞台、映像で活躍。
第46回菊田一夫演劇賞受賞。第31回読売演劇大賞優秀女優賞受賞。
主な作品に舞台『Yerma イェルマ』、『少女都市からの呼び声』、『千と千尋の神隠し』、ミュージカル『レッドブック~私は私を語るひと~』、『クワイエットルームにようこそ The Musical』、『ケイン&アベル』、『グラウンドホッグ・デー』、『カム フロム アウェイ』、『マチルダ』、ドラマ『波うららかに、めおと日和』、映画『やがて海になる』などがある。

山路和弘(やまじ・かずひろ)/トム役

三重県出身。1979年に劇団青年座に入団。多数の舞台、テレビドラマ、映画その他で俳優、声優として多彩に活躍。 2011年に菊田一夫演劇賞 演劇賞、18年に毎日芸術賞(演劇・演芸・邦舞部門)、21年に声優アワード 外国映画・ドラマ賞を受賞。近年の主な出演舞台は『江戸怪奇譚~ムカサリ~』(17年/演出:金澤菜乃英)、ミュージカル『メリー・ポピンズ』(18年・22年/演出:リチャード・エア)、『リーディングシアター「キオスク」』(19年/演出:石丸さち子)、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』(20年・21年/演出:藤田俊太郎)、『キオスク』(21年・25年/演出:石丸さち子)、ミュージカル『ゴヤ-GOYA-』(21年/演出:鈴木裕美)、『インヘリタンスー継承 ―』(24年/演出:熊林弘高) 、『諸国を遍歴する二人の騎士の物語」』(24年/演出:金澤菜乃英)他。NHK連続テレビ小説、NHK大河ドラマなどテレビドラマ、原田眞人監督作をはじめ多くの映画に出演。吹き替え、アニメ、ゲーム、ナレーションも多数出演。

中山翔貴(なかやま・しょうき)/エドワード役

1999年3月18日生まれ、東京都出身。2022年俳優デビュー。
主な出演作品に、舞台『クレイジーレイン』(25)、映画「教場 Reunion/Requiem」(26)、映画『沈黙の艦隊』(23)、ドラマ『コントラスト』(FOD・26)、『恋愛バトルロワイヤル』(Netflix・24)、連続テレビ小説『おむすび』(NHK・24)、日曜劇場『下剋上球児』(TBS・23)、『しろめし修行僧』(テレビ東京・22)など。直近では、プレミアムドラマ『勿忘草の咲く町で〜安曇野診療記〜』(NHK BS)に出演する。

舞台美術家コンペ開催(募集締め切りました)

新たな視点や発想と出会うことを目的とし、共に作品を創り上げてくださる舞台美術家コンペを開催いたします。
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エントリーほか詳細>>https://www.kaat.jp/news_detail/3009