主催公演情報

音楽終了公演主催公演

神戸市室内管弦楽団 第159回定期演奏会『新世界の扉をたたけ!』

開催日時 2023年9月2日(土) 15:00開演(14:15開場)
会場 大ホール
チケット 【全席指定】S席:4,000円 A席:2,000円 U25(25歳以下):1,000円

※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
※U25チケットの方は、入場時に年齢確認が出来る証明書等の提示が必要です。

チケット発売 会員先行:2023年5月12日
一般発売:2023年5月19日
チケット取り扱い 神戸文化ホールプレイガイド
078-351-3349
神戸文化ホールオンラインチケット
チケットぴあ (Pコード:242-960)
ローソンチケット (Lコード:56962)
神戸国際会館プレイガイド
078-230-3300
主催 (公財)神戸市民文化振興財団
助成 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援))|独立行政法人 日本芸術文化振興会
お問い合わせ 神戸文化ホールプレイガイド 078-351-3349
(公財)神戸市民文化振興財団 078-361-7241

 

 

 

 

プログラム

廃品打楽器×オーケストラの初共演、新作披露!

坂本日菜:
廃品打楽器とオーケストラによる未来奇譚「埖の星から来た男」(委嘱、世界初演)
Hina Sakamoto – Strange futuristic tales with junk percussion and orchestra “A man from the Earth of debris”

一柳慧:
弦楽オーケストラと2人の打楽器奏者のための 《コンチェルティーノ-Time Revival-》 
Toshi Ichiyanagi – Concertino Time Revival

ドヴォルザーク:
交響曲第9番「新世界より」ホ短調作品95
Dvořák – Symphony No. 9 “From the New World”

※チラシ掲載時よりプログラムを変更しております。

「埖の星から来た男」BACK  STORY

時は近未来。人類が大気圏外にまで排出し続ける恐るべき量の廃棄物は、土埃に舞い上がる花びらのように見えなくもないため、地球は今や「埖(ゴミ)の星」と呼ばれるまでに急成長していた。
そして、ここに漂う無数の廃棄物からえもいわれぬ音を奏でる男がいた。男の名は山口とも。様々な廃棄物に困惑する人々からの SOS に出動し、それらを打楽器に生まれ変わらせることを生業としている。一人で切り盛りする業務には人知れず苦労も多い。受信する SOS には依頼人の廃棄物への未練、執着、罪悪感、怒り、無力感などがこびりついているからだ。最近は、宇宙で彼を見かけた地球外の住人からの SOS も増えている。彼らも地球人同様、有形無形の廃棄物に縛られ、翻弄されているのである。
ゆけ!山口とも。彼らを解放するために。

指揮者 鈴木優人さんからのコメント&「ともとものガラクタ音楽会」映像公開

前半は鈴木優人さんによる聴きどころと一柳慧さんとの大切な思い出をお話しいただきました。
後半は 廃品打楽器奏者山口ともさ
んの演奏をお楽しみください。

 

 

出演者

<指揮>鈴木優人

@Marco Borggreve

東京藝術大学卒業及び同大学院修了。オランダ・ハーグ王立音楽院修了。令和2年度(第71回)芸術選奨文部科学大臣新人賞、第18回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第18回ホテルオークラ音楽賞、第29回(2021年度)渡邉曉雄音楽基金音楽賞受賞。バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)首席指揮者、読売日本交響楽団指揮者/クリエイティヴ・パートナー、アンサンブル・ジェネシス音楽監督。鈴木優人プロデュース・BCJオペラシリーズ、ヘンデル:歌劇《リナルド》(2020)ではバロック・オペラの新機軸として高く評価され、第19回佐川吉男音楽賞を受賞。NHK-FM「古楽の楽しみ」にレギュラー出演するほか、テレビ朝日系列「題名のない音楽会」などメディア出演も多い。調布国際音楽祭エグゼクティブ・プロデューサー。九州大学客員教授。

 

 

<廃品打楽器>山口とも

1980年「つのだ☆ひろとJAP,S GAP,S」でデビュー。解散後、フリーのパーカッション、ドラマーとして早見優・今井美樹・平井堅・石井竜也・石川さゆり・エゴラッピン数々のアーティストのツアーやレコーディングに参加。95年の音楽劇「銀河鉄道の夜」をきっかけに廃品から様々なオリジナル楽器を作るようになる。04年には日本演芸協会福岡詩二氏から“打楽器コメディアン”の称号をもらい、東京の演芸ホール等に出演、好評を博している。034月~063月までNHK教育テレビ「ドレミノテレビ」に「ううあ」と「ともとも」の愛称で4年間レギュラー出演。2022NHK全国合唱コンクールに廃品打楽器グループ「ティコボ」でスペシャルライブを行い好評を博す。「音楽=音を楽しむこと」をモットーに近年は子供から大人まで楽しめる音楽を目指し、オリジナル廃品楽器を使ったパフォーマンス活動で注目を浴びている。ガラクタに命を吹き込む打楽器奏者。

 

<打楽器> 菅原 淳

大阪生まれ。東京藝術大学卒業。フランス政府給費留学生として、パリ・コンセルバトワールに留学。74年、ラ・ロッシェル国際打楽器コンクール第1位。グループ「3マリンバ」、アンサンブル「ヴァン・ドリアン」を結成、作曲家に曲を委嘱し、数多くの日本初演をする。80年、パリで行われた国際打楽器コンクールの審査員を務める。83年、中島健蔵音楽賞を受賞。平成7年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞。99年、朝日現代音楽賞を受賞。38年間、読売日本交響楽団で主に首席ティンパニ奏者を務めた。打楽器アンサンブル「パーカッション・ミュージアム」と「パーカッション・ギャラリー」の主宰。現在、東京音楽大学客員教授、昭和音楽大学客員教授。

 

 

<打楽器> 森山拓哉

©T.Tairadate

東京音楽大学、同大学院音楽研究科科目等履修生卒業。小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトⅩⅥオーケストラメンバー。これまでに打楽器・マリンバを菅原淳、坂上弘志、宮崎泰二郎、杉山智恵子、久保昌一、神谷百子、清水太、中山航介の各氏に師事。2016〜2019年度特別特待奨学生として東京音楽大学に在学。2016年度公益財団法人青山財団奨学生。現在、芸劇オーケストラ・アカデミー・フォー・ウインド第8期生、日本ウインドアンサンブル《桃太郎バンド》打楽器奏者、兵庫芸術文化センター管弦楽団(PACオーケストラ)ティンパニ・打楽器奏者。

 

神戸市室内管弦楽団

1981年、神戸市により「神戸室内合奏団」として設立。実力派の弦楽器奏者たちによって組織され、弦楽合奏を主体としながらも、管楽器群を加えた室内管弦楽団としての活動も活発に行う。これまでにゲルハルト・ボッセや岡山潔など音楽界の巨匠を音楽監督に迎え、国内外の第一線で活躍する指揮者・ソリストとの共演を重ねてきた2018年より管楽器奏者が加入したことを機に、「神戸市室内管弦楽団」と改名。2021年には世界的なチェリストであり指揮者の鈴木秀美が音楽監督に就任し、古典派音楽を中心に質の高いアンサンブルの追求を続けている。定期演奏会の他にも、地域へのクラシック音楽普及や、音楽を通して地域の抱える課題に取り組むなど、公共の楽団としての活動も精力的に行っている。神戸文化ホールの専属団体。