主催公演情報

音楽終了公演主催公演

神戸市室内管弦楽団・神戸市混声合唱団 合同定期演奏会 「北の響き」

開催日時 10月28日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場 中ホール
チケット 全席指定 一般4,000円 U25(25歳以下)1,000円
チケット取り扱い 神戸文化ホールプレイガイド
078-351-3349 (10:00~18:00 施設点検日は除く)
神戸文化ホールオンラインチケット
チケットぴあ (Pコード:116-085)
ローソンチケット (Lコード:52936)
イープラス
CNプレイガイド
神戸国際会館プレイガイド
078-230-3300 (10:00~18:00 年末年始は除く)
主催 (公財)神戸市民文化振興財団 神戸文化ホール
お問い合わせ 神戸文化ホールプレイガイド 078-351-3349

~演奏会に寄せて~

厳しい自然の北国、グリーク、シベリウス、ニールセンを生んだ北欧。

彼らは1800年代の中部ヨーロッパに学び、しかし祖国への思いを逆に深くし、自らの土地に帰り、自らの言語に音楽を見出し、数々の作品を創造してきました。

無用な装飾を取り除くことを教えた自然、芯のある音楽を促した自然。「北の響き」は大気を思わせ、吹雪を思わせる。時に透明で、時に厳しい、そして堅固な音楽となりました。

演奏会当日、みなさまと「北の響き」を感じることが出来ればと思います。ご来場お待ち申し上げます。

神戸市混声合唱団 音楽監督 松原 千振

プログラム

E.グリーグ
4つの詩篇 op.74より
第4曲 天国の父なる神のもとに行けたらどんなに幸福だろう
(ソロ:中野 嘉章/バス)

J.シベリウス
恋する人 op.14
(ソロ:八木 寿子/アルト・福嶋 勲/バス)

T.クーラ
7つの混声合唱曲 op.11より 第1曲 リンゴの木

V.トルミス
シニッカの歌
(ソロ:村井 優美/アルト)

P.プラキディス
追憶

J.シベリウス
アンダンテ フェスティーヴォ

E.グリーグ
ホルベルク組曲

P.ヴァスクス
Dona nobis pacen(われらに平和を与えたまえ)

出演

◆指揮
 海老原 光
 松原 千振

◆管弦楽
 神戸市室内管弦楽団

◆合唱
 神戸市混声合唱団

出演者

海老原 光 ~Hikaru Ebihara~

鹿児島生まれ。
鹿児島ラ・サール中学校・高等学校、東京芸術大学を卒業、同大学院修了。
その後、ハンガリー国立歌劇場にて研鑽を積む。

指揮を小林研一郎、高階正光、コヴァーチ・ヤーノシュ、ユリウス・カールマー、ペシュコ・ゾルタン各氏に師事。2004年から2006年まで東京シティ・フィルハ-モニック管弦楽団指揮研究員を務め、飯守泰次郎、矢崎彦太郎両氏の薫陶を受ける。

2007年ロブロ・フォン・マタチッチ国際指揮者コンクールで第3位、2009年ニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで第6位入賞。2010年アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールでは審査員特別賞を受賞。
2010年~2015年9月まで東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団アソシエイト・コンダクターを務めた。

これまでに、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、九州交響楽団、ほかを指揮し、客演を重ねる。
2011年より毎年霧島国際音楽祭にも登場している。

また、2012年に続き、2015年1月に再びクロアチア放送交響楽団の定期公演(ザグレブ)に出演し、現地で好評を博した。

松原 千振 ~Chifuru Matsubara~

1951年長野県生まれ。国立音楽大学卒。渡欧。シベリウスアカデミーに学び、マスタークラスを修了。エーリク・エーリクソン、ダン・ウーロフ・ステーンルンドに師事。

1978年からフィンランドを中心に北欧及びバルト諸国で活動。ヘルシンキ大学男声合唱団の第二指揮者として、多くの初演を手がけ、1985年からフィンランド放送室内合唱団の指揮者としてルネサンス時代の作品の指揮にあたる。
また1987年春に、フィンランドで発見された膨大な曲数にのぼる中世の単旋聖歌について、その解読を含む復元作業をフィンランド放送協会から 委嘱され、その整備のかたわら蘇演にも当たっている。
なお、このために同放送協会は12人の古楽合唱団(セートゥス・ノステル)を編成し提供している。1988年から、欧米のプロ合唱団の客演指揮者を常時、務めている。

1995年東京混声合唱団第150回定期演奏会に初登場。1997年東京混声合唱団常任指揮者に就任。2013年から同合唱団正指揮者に就任。

神戸市室内管弦楽団 ~Kobe City Chamber Orchestra~

1981年、神戸市によって設立。バロックから近現代までの幅広い演奏レパートリーのほか、埋もれた興味深い作品も意欲的に取り組みながら、質の高いアンサンブル活動を展開している。

1998年、巨匠ゲルハルト・ボッセを音楽監督に迎えてから、演奏能力並びに芸術的水準は飛躍的な発展を遂げ、日本を代表する室内合奏団へと成長した。毎年のシーズン・プログラムは充実した内容の魅力あふれる選曲で各方面からの注目を集め、説得力ある演奏は高い評価を受けている。

内外の第一線で活躍するソリストたちとの共演も多く、2011年3月の定期演奏会でのボッセ指揮によるJ.S.バッハ「ブランデンブルク協奏曲全6曲」の名演はCDとしてリリースされている。

また、2011年9月にはドイツのヴェストファーレンクラシックスからの招聘を受けてドイツ公演を行い、大成功を収めている。

2013年度からは、日本のアンサンブル界を牽引する岡山潔が音楽監督に就任。2018年4月より楽団名を「神戸市室内管弦楽団」とし、合奏団のさらなる音楽的発展を目指して新たな活動を展開している。

神戸市混声合唱団 ~Kobe City Philharmonic Chorus~

1989年に神戸市により設立された日本を代表するプロフェッショナルの合唱団。

神戸を拠点に童謡・唱歌、日本歌曲、外国歌曲、オペラ、シャンソンまで豊富なレパートリーをもち、市民に身近な合唱団として親しまれ「音楽のまち神戸」推進に大きな役割を果たしている。

2005年には、ウラディーミル・アシュケナージ指揮、NHK交響楽団と「レクイエム」(阪神・淡路大震災10年)を共演。2010年、合唱の国ラトヴィア(リガ市)で世界的に有名な室内合唱団「アヴェ・ソル」とジョイントコンサートを行い、姉妹合唱団協定を締結。

2013年7月、リガ市からの招聘により、ユネスコ無形文化遺産であるラトヴィア「歌と踊りの祭典」に出演。また、2011年に初のCD、特別演奏会「宇野功芳 叙情の世界」を、2012年には第2弾CD「宇野功芳 叙情の世界2」をリリースし、レコード芸術特選盤などに選出される。

2017年10月に松原千振が音楽監督に就任。澄みきった密度の高い合唱は、美しい神戸ハーモニーとして高い評価を得ている。