主催公演情報

音楽終了公演主催公演

神戸市混声合唱団 秋の定期演奏会『仏蘭西からの贈り物』

開催日時 2023年9月16日(土) 14:00開演(13:15開場)
会場 大ホール
チケット 【全席指定】S席:4,000円 A席:2,000円 U25(25歳以下)1,000円
※就学前のお子様のご入場はご遠慮ください。
※U25チケットの方は公演当日に年齢確認の出来る証明書をご提示ください。
※やむを得ず、出演者・プログラムを変更する場合がございます。
チケット発売 会員先行:2022年5月12日
一般発売:2022年5月19日
チケット取り扱い 神戸文化ホールプレイガイド
078-351-3349
神戸文化ホールオンラインチケット
チケットぴあ (Pコード:242-961)
ローソンチケット (Lコード:56963)
神戸国際会館プレイガイド
078-230-3300
主催 (公財)神戸市民文化振興財団
助成 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援))|独立行政法人 日本芸術文化振興会
お問い合わせ 神戸文化ホールプレイガイド 078-351-3349
(公財)神戸市民文化振興財団 078-361-7241

プログラム

フランスの巨匠に影響を受けた日本人作曲家の作品を特選

デュリュフレ:グレゴリオ聖歌による4つのモテット より
武満徹:うた より「さくら」
フォーレ:ラシーヌの雅歌、パヴァーヌ
萩原英彦:光る砂漠 より  「再会」「早春」「海辺で」「落石」「ふるさと」

ドビュッシー:オルレアンの3つの歌
武満徹:うた より「小さな空」
三善晃:五つの願い より「子どもは…」「若さのイメージ」「空に小鳥がいなくなった日」

武満徹:うた より「死んだ男の残したもの」
メシアン:おお 神聖な宴よ!

音楽監督より「仏蘭西からの贈り物」に寄せて

 日本の文化がフランスの芸術に影響を与えた事は良く知られている。北斎や広重の浮世絵がフランスの人々の目に触れる機会がなかったとしたら、印象派は生まれていなかった!とは言い過ぎだろうか。絵画における色彩や技法は、音楽と共通の言語を持ち互いに共鳴し合う。

 ではフランスの芸術は日本人の作曲家に影響を与えたか?戦前の日本の音楽教育は完全にドイツ寄りであった。そこに前衛音楽の旗手黛敏郎や別宮貞雄がフランスへ渡り、和声やエスプリを日本に持ち込む事になる。それは大きな転換点であったに違いない。三善晃は紛れもなくその代表的な存在のひとり。萩原英彦はフォーレに傾倒し研究を重ね、日本のフォーレ音楽の普及に尽力した。武満徹はヨーロッパ音楽の基本に立ち、外から見た日本の音楽の独創性を追求した。

 遠く離れた国、フランスと日本は芸術文化の上で互いに惹かれ合い、共鳴し合う。その『共鳴』こそが今回の定期演奏会のテーマであり、是非皆さんに聞いて頂きたい。    

佐藤正浩

プレトーク動画公開!

佐藤正浩音楽監督と団員 武久竜也 のインタビュー形式でのプレトーク公開いたしました。
この演奏会のコンセプトや曲順に込められた思いを話していただきましたので、演奏会にお越しになる前に ぜひチェックしてみてください。

 

 

出演者

【指揮】佐藤正浩

福島県出身。東京藝術大学で声楽を学んだ後、ジュリアード音楽院ピアノ伴奏科に進み修士課程を修了、サンフランシスコ歌劇場、リヨン国立歌劇場のコレペティトゥアとして活躍する。パリ・シャトレ劇場では副指揮者を務めながら、イギリス・ダーティントン音楽祭でオペラ指揮デビュー、日本では新国立劇場を始め、東京二期会、藤原歌劇団、日生劇場等で指揮し注目を集める。2014年から東京芸術劇場でコンサートオペラシリーズを担当、上演機会の少ない作品を次々と取り上げ話題になり、ビゼー『ジャミレ』『アルルの女』(劇音楽全曲版)は CDとして リリースされている。オペラ公演を通し三菱UFJ信託音楽賞、佐川吉男音楽賞を受賞。東京藝術大学、武蔵野音楽大学にて後進の指導にあたる。慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団常任指揮者、ザ・オペラ・バンド音楽監督、神戸市混声合唱団音楽監督。新国立劇場オペラ研修所所長。

 

神戸市混声合唱団

©小澤秀之

1989年に神戸市が設立した、日本では数少ないプロフェッショナル合唱団。豊富なレパートリーをもち、密度が高く澄みきった美しいハーモニーは高い評価を得ている。2010年にはラトヴィアの室内合唱団「アヴェ・ソル」と姉妹合唱団協定を締結した。神戸文化ホールの専属団体であり、年に2回の定期演奏会のほか、姉妹団体である神戸市室内管弦楽団との合同演奏会も開催。神戸市内では小学校を対象にインリーチ・アウトリーチ活動を積極的に行い、各区の文化センターや病院で公演を行うなど地域に根差した活動に力をいれ、『音楽のまち神戸』の推進にも大きな役割を果たしている。20214月より佐藤正浩が音楽監督に就任。プロ合唱団としてさらなる飛躍に努めるとともに、合唱を通して音楽文化向上の取り組みを行うなど、文化振興や社会公益活動にも注力している。