指揮 矢澤定明 指揮 矢澤定明

東京藝術大学卒。パリ留学の後トランペット奏者を経て指揮者に転向。歌劇「カルメン」でデビューし、日本フィル、東フィル、日本センチュリーほか国内オーケストラを指揮。これまで新国立劇場や兵庫県立芸術文化センター等において数多くのオペラ作品に携わる。全国各地の文化事業でも丁寧で愛情溢れる指導で様々な企画成功に導いている。神戸で前回「カルメン」公演に続いての指揮となる。現在、愛知県立芸術大学非常勤講師。

井原 広樹 演出 井原 広樹

文化庁在外派遣研修員として渡伊。イタリア、メキシコ、韓国等の歌劇場で「蝶々夫人」「トューラントッド」「ナブッコ」など数々の作品を演出。国内は、新国立劇場、東京室内歌劇場、関西歌劇団、各地二期会、大阪音大オペラハウス、みつなかオペラ等で演出。作品が文化庁芸術祭大賞、佐川吉男音楽賞奨励賞、音楽クリティック・クラブ賞、大阪文化祭賞、兵庫県芸術奨励賞等を受賞。大阪音楽大学客員教授、作陽大学非常勤講師、関西歌劇団理事。

井上和世 総合プロデュース 井上和世

パリ国立高等音楽院を首席で卒業。フランスを中心に宗教曲のソロをつとめ、 バルセローナ国際音楽コンクールにおいてフランス音楽賞を受賞。神戸文化ホール40周年記念の市民創作オペラ「カルメン」をプロデュースし、成功を収める。関西二期会、日仏音楽協会、兵庫・神戸CSの会、兵庫県音楽活動推進会議、神戸音楽家協会各会員。大阪文化祭奨励賞、ブルー・メール賞、神戸市文化奨励賞、神戸市文化賞、兵庫県文化賞を受賞。

メッセージ
佐渡 裕 監修協力 佐渡裕

オペラde神戸「蝶々夫人」の制作が決定したというニュースを、とても嬉しく聞きました。プッチーニのこの傑作オペラは、僕が芸術監督を務める兵庫県立芸術文化センターでも2回上演したことがあるほど、大人気の演目です。この作品を僕の一番弟子と言える矢澤定明さんが、前回の「カルメン」に引き続き指揮を務めるということで、神戸の皆さんに彼が受け入れられている事がとても嬉しく、そして頼もしく思っています。キャストは並河寿美さんをはじめ、芸文センターの公演に何度も出演してくれている、実力派歌手陣が揃っています。
今回の神戸で素晴らしいオペラが出来上がるのは疑いようもありません。想像するだけでワクワクしてくるこのオペラに、僕も前回と同じように副指揮として立候補します!矢澤さんや、監修を務める井上和世先生のために、裏方でしっかりサポートしていきたいと思います。

太田 郁子 蝶々夫人 太田 郁子(おおた いくこ)

ソプラノ

神戸女学院大学音楽部卒業、同大学研究科修了。
フランス音楽コンクールにて第2位、第14回日本声楽コンクールにて奥田良三賞、第6回大阪国際音楽コンクールにてエスポアール賞受賞。オペラでは「カルメン」ミカエラ、「魔笛」パパゲーナ、「サンドリヨン」タイトルロールなどで出演。現在、関西二期会正会員、神戸フォーレ協会会員。


松本 薫平 ピンカートン 松本 薫平(まつもと くんぺい)

テノール

東京藝術大学卒業。大学卒業後、渡伊。1999年関西二期会35周年記念オペラ「ラ・ボエーム」のロドルフォでデビューし、その後「蝶々夫人」ピンカートン、「カルメン」ドン・ホセをはじめ、多くのオペラに主演している。第27回イタリア声楽コンコルソテノール特賞、第2回松方ホール音楽賞選考委員奨励賞、第74回日本音楽コンクール入選など入賞多数。平成13年度兵庫県芸術奨励賞、平成16年度神戸市文化奨励賞他受賞。現在、神戸女学院大学准教授。京都市立芸術大学、神戸山手女子高等学校、各講師。関西二期会会員。

伊藤 正 シャープレス 伊藤 正

バリトン

大阪音楽大学声楽家卒業、同音楽院オペラ科修了。
1982年文化庁国内研修員。1983年よりイタリアミラノに留学し、ヴェルディ音楽院を卒業。帰国後、関西二期会他で「フィガロの結婚」「コジ・ファン・トゥッテ」「椿姫」などに出演。また「第九」「メサイア」などのソリストとしても活躍。
現在、同志社女子大学で後進を指導する傍ら、音楽創作工房「ムジカヴィーヴァ」を主宰。1991年度フランス音楽コンクール声楽第2位受賞。関西二期会会員、神戸音楽家協会会員。



鬼一 薫 スズキ 野上 貴子(のがみ たかこ)

メゾ・ソプラノ

大阪音楽大学卒業。第13回宝塚ベガ音楽コンクール第2位。第18回摂津音楽祭銅賞。第23回飯塚新人音楽コンクール第3位。オペラでは、「ラ・ジョコンダ」チエーカ、「こうもり」オルロフスキー、「ポッペアの戴冠」オッターヴィア、「ヘンゼルとグレーテル」(佐渡 裕プロデュースオペラ)ゲルトルート、「蝶々夫人」スズキ(西本 智実プロデュースオペラ)に京都南座、新橋演舞場に於いて出演。2014年、2015年 「ヴァチカン国際音楽祭」(西本 智実指揮)にてサン・パオロ大聖堂に於いてヴェルディ「レクイエム」のアルトソロを務め、好評を得る。また第九、メサイヤ、ミサ曲のソリストを務め、各種演奏会に出演。現在、神戸市混声合唱団、大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウス合唱団、各団員。イルミナートアーティスト。

青木 耕平 ゴロー 青木 耕平(あおき こうへい)

バリトン

京都市立芸術大学音楽学部声楽専修卒業。音楽学部賞受賞。同大学院音楽研究科声楽専攻修了。2000年から8回にわたり「室内オペラによるリサイタル」を開催。オペラでは、モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」のタイトルロールをはじめ多くの公演に参加。フォーレ「レクイエム」など宗教曲のソリストを務める。現在、大阪音楽大学・同志社女子大学・神戸山手女子高等学校音楽科各非常勤講師。神戸市混声合唱団副指揮者。関西歌曲研究会会員。




清原 邦仁 ヤマドリ 中野 嘉章(なかの よしあき)

バリトン

大阪芸術大学卒業、同演奏専攻科首席修了。名古屋芸術大学研修生首席修了、同大学院音楽研究科オペラ専攻修了。日本クラシック音楽コンクール第3位(最高位)。長江杯国際音楽コンクール第1位。大阪国際音楽コンクール・神戸国際音楽コンクール各第2位。長久手国際オペラ声楽音楽コンクール・宝塚ベガ音楽コンクール入選など様々なコンクールに入選入賞する。オペラでは『魔笛』でデビューし、様々なオペラの役をこなす他にベートーヴェン『第九』やフォーレ『レクイエム』、愛知万博イタリア館主催オペラや名古屋フィルハーモニー交響楽団主催のソリストに出演する。現在、名古屋二期会、堺シティオペラ、日本演奏連盟各会員。神戸市混声合唱団団員。

嶋本 晃 嶋本 晃(しまもと あきら)

バリトン

大阪音楽大学専攻科修了後、渡伊。イタリア、ミラノにて研鑽をつむ。帰国後、大阪音楽大学大学院オペラ研究室修了。田原 祥一郎、 ブルーノ・ダルモンテ、ダニエル・チャインの各氏に師事。現在、阪急学園音楽講師・園田学園女子大学公開講座講師・神戸女学院大学演奏員・The TARO Singersメンバー・関西アーティスト音楽事務所所属・上方オペラ工房副主宰。コーラス・声楽の指導者としても定評がある。神戸市混声合唱団団員。


友好 博子 ケイト 友好 博子(ともよし ひろこ)

アルト

大阪音楽大学音楽学部声楽科卒業。1989年神戸市混声合唱団に入団、現在に至る。同年より5年間大阪音楽大学ザ・カレッジオペラハウス合唱団に所属。神戸、大阪にてジョイントリサイタル開催。神戸市主催第20回KACCコンサート、第26回フレッシュコンサートに出演。ウィーン国際音楽セミナーに参加。韓国にてユーロー音楽フェスティバルに参加。日本神戸・台湾友好交流慈善音楽会に出演。「魔笛」ダーメⅡ、「カルメン」メルセデス、バッハ「マニフィカート」「カンタータ」等のソロを務める。現在、神戸市混声合唱団団員。神戸フォーレ協会会員、日本演奏連盟会員。

並河 寿美 蝶々夫人 並河 寿美(なみかわ ひさみ)

ソプラノ

大阪音楽大学大学院オペラ研究室修了。
兵庫県芸術奨励賞、音楽クリティック・クラブ賞、神戸市芸術奨励賞、他受賞。新国立劇場『おさん-心中天網島より-』『蝶々夫人』で出演。びわ湖ホール・神奈川県民ホール共同公演『トゥーランドット』『アイーダ』『タンホイザー』、兵庫県立芸術文化センター『蝶々夫人』『トスカ』『夕鶴』等で出演、各方面より好評を得る。東京二期会会員、大阪音楽大学准教授、愛知県立芸術大学非常勤講師。

藤田 卓也 ピンカートン 藤田 卓也(ふじた たくや)

テノール

島根大学卒業同大学院修了の後、渡欧。スロヴァキアの国立歌劇場やウィーン室内歌劇場、シェーンブルン宮殿歌劇場でのオペラ公演など、欧州の国際音楽祭に出演。第21回国民文化祭・やまぐち2006開会式において皇太子殿下の御前で国歌斉唱を務めるなど全国各地で活動している。2013年ミラノのダル・ヴェルメ劇場にてジルヴェスターコンサートに出演。2008年山口県芸術文化振興奨励賞、2013年エネルギア音楽賞を受賞。現在、くらしき作陽大学非常勤講師。藤原歌劇団団員。

萩原寛明 シャープレス 萩原 寛明(はぎわら	ひろあき)

バリトン

京都市立芸術大学音楽学部卒業、同大学院修士課程修了。ウィーン国立音楽大学卒業。オペラでは「ドン・ジョヴァンニ」の標題役をはじめ、「フィガロの結婚」「カルメン」、「椿姫」、「こうもり」、「メリー・ウィドウ」等に主要キャストとして多数出演。また宗教曲や第九等の演奏会のソリストとしても定評がある。現在、関西二期会、日本シューベルト協会、西宮音楽協会各会員。神戸女学院大学、県立西宮高校音楽科各講師。

名島 嘉津栄 スズキ 名島 嘉津栄(なじま かつえ)

メゾ・ソプラノ

武庫川女子大学音楽学部声楽学科卒業。荘 智世恵、井上和世などに師事。98年にブラジル移民90年でのブラジル公演、04年イタリア・フィレンツェ、アレッツォで演奏会など、多くの演奏会に出演。オペラでは「カルメン」「こうもり」「ヘンゼルとグレーテル」など、幅広いキャラクターを演じ好評を得ている。関西二期会会員、神戸音楽家協会各会員、NHK文化センター神戸教室講師。


福嶋 勲 ゴロー 福嶋 勲(ふくしま いさお)

バリトン

大阪音楽大学卒業。バロックから現代にわたるオペラや宗教曲、合唱曲のソリストとしてさまざまな舞台に出演を重ね、著名な指揮者やオーケストラとの共演も多い。近年では特に日本歌曲の分野で高い評価を得ており、新作歌曲の初演、邦楽器との共演、さらには歌謡曲やシャンソンなどクラシックの枠にとらわれない演奏活動を幅広く行っている。全日本学生音楽コンクール第2位、和歌山音楽コンクール第1位(2位3位なし)、藤井清水音楽コンクール第1位最優秀賞、《波の会》日本歌曲コンクール第1位及び四家文子賞、奏楽堂日本歌曲コンクール第1位及び木下記念賞、中田喜直賞ほか多数受賞。平成27年度和歌山県由良町文化功労賞受賞。関西二期会会員、神戸市混声合唱団団員、堺シティオペラアカデミー講師、大阪夕陽丘学園高校講師、常翔啓光学園高校講師。

石原 祐介 ヤマドリ 石原 祐介(いしはら	ゆうすけ)

バリトン

京都市立芸術大学、同大学院声楽専攻を卒業、修了。卒業時に音楽学部賞を受賞。第21回飯塚新人音楽コンクール第2位。
「第九」、「ドイツ・レクイエム」などのバリトン独唱を務める。オペラでは「フィガロの結婚」、「ラ・ボエーム」などに出演。声楽を灘井誠、山口はやとの各氏に、指揮法を青木邦雄氏に、合唱指揮を吉村信良氏に師事。
現在、神戸市混声合唱団コンサートマスター。
京都市立芸術大学非常勤講師。JCDA日本合唱指揮者協会会員。同志社グリークラブボイストレーナー。



澤井 宏仁 ボンゾ 澤井 宏仁(さわい ひろひと)

バリトン

大阪音楽大学卒業、同大学院オペラ科修了。
1994年より兵庫県新進芸術家海外留学研修生としてイタリア、ミラノへ留学。第34回全日本学生音楽コンクール西日本第1位、第4回飯塚新人コンクール第1位などを受賞。「メサイア」「第九」のソリストのほか、オペラでは1984年「ボッカチョ」のボッカチョ役でデビュー以来、幅広い音域と豊かな声量でこれまでに200本を超えるオペラ公演に出演している。現在、大阪音楽大学講師、関西二期会会員、兵庫県音楽活動推進会議会員、神戸音楽家協会会員、神戸オペラカンパニー代表。

肥田 真莉子 ケイト 肥田 真莉子(ひだ まりこ)

アルト

大阪芸術大学音楽教育学科卒業,大阪芸術大学院を首席で修了。ドイツBergischesGesangsinstitutに留学。三原剛、美山節子、Gisela Aulmannの各氏に師事。主にドイツ・リート、フランス歌曲の研鑽を積む。オペラなどでは「フィガロの結婚」のマルチェリーナ、「選ばれし乙女」の語り手、「アマールと夜の訪問者」の母親役などに出演。戴冠ミサ、第九等のソロを務める。ブルガリアにて、ソフィア交響楽団と共演や、なにわ芸術祭に出演する。日本演奏家コンクール入選。京都フランス歌曲協会会員。スタジオオペラLABO会員。神戸市混声合唱団団員。

神官:津國直樹
薬師手:溝下勝一
書記官:内山建人
母:菅野千賀
従姉妹:髙岡充子
叔母:神下真由美
子供:藤田周悠、井上真由香
管弦楽:日本センチュリー交響楽団、神戸市室内合奏団
合唱:オペラde神戸合唱団
合唱指揮:岩城拓也
児童合唱:須磨ニュータウン少年少女合唱団(指導:増田健一)
副指揮:佐渡裕・袖岡浩平・柴 愛
コレペティトゥール:高﨑三千
振付・所作指導:飛鳥左近
装置:増田寿子
照明:原中浩美
音響:小野隆浩
衣裳:飛鳥珠王
演出助手:唐谷裕子
舞台監督:青木一雄