
ガラ・コンサート「神戸から未来へ」チラシ
神戸文化ホール開館50周年記念ホームページ
プログラム
1.武満 徹:「系図―若い人たちのための音楽詩―」(岩城宏之編曲・室内管弦楽版)【演奏】室内管
2.アコーディオン:大田智美、語り:宇田琴音
3.大澤(おおさわ)壽人(ひさと):「ベネディクトゥス幻想曲」(演奏会として世界初演)(1944)
4.ヴァイオリン:高木和弘【演奏】室内管+混声合唱団
5.武満 徹:「うた」より【演奏】混声合唱団
6.神本真理:「暁光のタペストリー」(委嘱新作・世界初演)【演奏】室内管
7.山本直純:「えんそく」【演奏】児童合唱団+室内管
メッセージ
神戸市がプロフェッショナルのオーケストラと合唱団の両方を有していることは、世界的に見ても極めて稀なことだと思います。このように文化発信の土壌がとても豊かに育ってきた神戸の地で、文化ホールの50周年記念の演奏会の指揮者を務めさせていただくことを大変光栄に思っています。
音楽は時間あっての芸術ですが、現在と過去と未来の”時の間”の旅を皆様と一緒にできたらと思い、特別に日本人作曲家に特化したプログラムを考えました。日本から世界へ、いや宇宙へ、というのは私の活動のスローガンでもあるのですが、そこには”時の間”の旅だけではなく”空の間”の旅もできればという欲張った想いがあります。
そして、時間と空間とを超えたところで、”人の間”に彩りを添えることができればと思うのです。
人が集ってこそのコンサートホール。神戸文化ホールにおいて生まれる一期一会の出逢いを大切にできればと思っています。
山田和樹
プロフィール
山田和樹 Kazuki Yamada(指揮)

出光音楽賞、渡邉暁雄音楽基金音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、実行委員会代表を務めた『柴田南雄生誕100年・没後20年 記念演奏会』が平成28年(2016年)度文化庁芸術祭大賞、日本フィルハーモニー交響楽団と3年に亘り行った『山田和樹マーラー・ツィクルス』が第67回(2017年)芸術選奨文部科学大臣新人賞など受賞多数。
高木和弘 Kazuhiro Takagi(ヴァイオリン)*神戸市室内管弦楽団コンサートマスター

大田智美 Tomomi Ota(アコーディオン)

宇田琴音 Kotone Uda(語り)

神本真理 Mari Kamimoto (作曲)
1975年神戸生まれ。東京藝術大学・大学院、パリ国立高等音楽院にて学ぶ(作曲科、楽曲分析科、管弦楽法科を修了)。文化庁派遣芸術家在外研修員(2005-2006年)。作曲を野田暉行、故•廣瀬量平、フレデリック•デュリユー、楽曲分析をミカエル・レヴィナス、管弦楽法をドニ•コーエンの各氏に師事。これまでに、東京フィルハーモニー交響楽団、いずみシンフォニエッタ大阪、アンサンブル室町、Ensemble intercontemporain, Aleph, Reconsil等の団体、また、優れたソリストたちにより国内外で作品が演奏されている。自身のプロデュース公演《Les temps croisés》を2009年と2013年に開催。2020年以降、室内アンサンブル作品や演劇作品を制作中。近年は〈残響を聴くこと〉を創作のテーマとしている。Babelscoresより、楽譜が出版されている。東京藝術大学、国立音楽大学、各非常勤講師。
神戸市室内管弦楽団 Kobe City Chamber Orchestra
1981年、神戸市が実力派の弦楽器奏者たちを集めて室内合奏団として設立。ゲルハルト・ボッセや岡山潔などを音楽監督に迎え、国内外の第一線で活躍する指揮者・ソリストとの共演を重ねる。2018年に管楽器群を加えて室内管弦楽団となった。2021年に鈴木秀美が音楽監督に就任し、古典派音楽を中心に質の高いアンサンブルの追求を続けている。神戸文化ホールを拠点に、定期演奏会、姉妹団体である神戸市混声合唱団との合同定期演奏会の他、地域へのクラシック音楽普及など、公共の楽団としての活動も精力的に行っている。
神戸市混声合唱団 Kobe City Philharmonic Chorus
1989年に神戸市が設立した日本では数少ないプロフェッショナル合唱団。豊富なレパートリーをもち、密度が高く澄みきった美しいハーモニーは高い評価を得ている。2010年にはラトヴィアの室内合唱団「アヴェ・ソル」と姉妹合唱団協定を締結した。神戸文化ホールの専属団体であり、年に2回の定期演奏会のほか、姉妹団体である神戸市室内管弦楽団との合同演奏会も行う。2021年4月より佐藤正浩が音楽監督に就任。プロ合唱団としてさらなる飛躍に努めるとともに合唱を通して音楽文化向上の取り組みを行うなど、文化振興や社会公益活動にも注力している。
ジャンル | MUSIC |
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催し物名 | 神戸文化ホール開館50周年記念事業 ガラ・コンサート「神戸から未来へ」 |
主催名称 | 神戸文化ホール(公益財団法人 神戸市民文化振興財団) |
開催日時 | 2023年5月 19日(金)18時30分開演 21時終演 |
会場名 | 神戸文化ホール 大ホール |
住所 | 神戸市中央区楠町4丁目2−2 |
内容 | 山田がこれまで取り上げてきたモダニズムの作曲家・大澤壽人が戦時下、1944年の神戸で秘密裏に書いた幻の作品、神戸市出身の作曲家神本真理の新作、地元の若き語り手が加わる武満徹の名作、そして子供たちの元気な歌声、まさに祝宴! |
料金 | 全席指定]S席5,000円、A席 2,000円、U25(25歳以下)1,000円 |
URL | https://www.kobe-bunka.jp/hall/50th/news/1/ |
問い合わせ先 | 神戸文化ホールプレイガイド TEL.078-351-3349 |