市長メッセージ

市長メッセージ

神戸文化ホールは1973(昭和48)年に開館し、本年開館50周年を迎えます。これまで当ホールをご利用いただきました全ての皆様に心より御礼申し上げます。
この50年を振り返りますと、神戸市は戦後の高度経済成長期に合わせ、豊かな伝統と美しい自然を背景に、世界有数の港町として大きく成長してまいりました。
また、1995(平成7)年には、阪神・淡路大震災を経験し、厳しい時期を助け合い、励まし合いながら乗り越えてきました。
そして、平成を超え、令和の時代になり、社会はグローバル化、情報化社会が進展するとともに、新型コロナウイルスの出現により、世界中の景色が一変するような大きな影響を受けています。

このような様々な時代を神戸文化ホールは市民の皆様とともに歩みを進め、少しでも市民の皆様の心を豊かに、また元気になっていただけるよう、多種多様な芸術文化を発信してきました。

そうした文化芸術を創出するのは、アーティスト、その舞台を演出していく企業等の皆様、そして芸術文化を愛する市民の皆様ですが、神戸市は、文化芸術を創出するための舞台づくりや仕組みづくりにより、しっかりと役割を果たしていきます。
神戸市では、まちのリノベーションをはじめ、三宮などの都心の再整備、さらにはコミュニティの再生においても文化芸術をその中心のひとつにおいて、取り組みを進めています。
現在整備を進めている新・神戸文化ホールも、新しい時代を担うホールとして、また、国際都市神戸にふさわしい芸術文化の基幹施設として、輝ける神戸の未来に向けた「新たな価値を創り出す芸術文化創造拠点」となることを目指しています。

そのような未来を見据えながら、この度の神戸文化ホール50周年事業が、神戸が生み出した芸術家や芸術作品、神戸で活躍する芸術家に光をあて、さらに発展させ、新・神戸文化ホールに引き継がれていくことを期待しています。

ぜひ、神戸文化ホールに足をお運びいただきますようお願いいたします。