財団の概要・事業

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意識のギアを切り替えよう

2020年とはどんな年なのでしょう。

神戸市民にとっては、まず阪神・淡路大震災から25年、4半世紀の節目に当たります。
また、東京オリンピック・パラリンピックが今夏に迫っています。前回が1964年でしたから56年前ですが、開催地の東京をはじめ全国の都市の多くが焦土と化した太平洋戦争が終わってわずか19年目だったことに驚かされます。私自身、国旗を翻しながら各国選手が行進する光景を中学校のブラウン管テレビで見た時の興奮は今も記憶に残っています。現在に比べればまだまだ貧しい時代でしたが、私たちの意識のギアが戦後復興から豊かさを求める時代へと切り替わった年であったように思います。

さて、神戸も25年目にして震災復興から次なるステージへと大きく踏み出そうとしています。3つのホールが誕生する三宮や拠点駅周辺の再整備など、止まっていた時計の針が動き始めました。そこで思い出すのが56年前のあの興奮です。街並みが変わっても市民の意識が切り替わらなければ、まちの文化は大きく羽ばたけません。

私たちの役割はギアチェンジのための感動を市民に届けること。大人も子どももわくわくする企画やイベントを提供することです。すでに昨年秋には古い歴史のある兵庫区や長田区を舞台に現代アートの最前線に挑戦するアートプロジェクト「TRANS」を開催しました。また、生誕250年を記念してベートーヴェンの全交響曲と全協奏曲を神戸室内管弦楽団が連続演奏する「ベートーヴェン・チクルス」を継続中です。神戸の経済界が地元の文化を支援する神戸文化マザーポートクラブの事務局を担い、若手芸術家の支援にもさらに力を入れています。

将来、2020年を振り返って、あの年に神戸は飛躍した、と思いだされる、そんな年にな
るに違いないと心ひそかに確信しているのです。

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